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prime videoで『少女革命ウテナ』第1話「薔薇の花嫁」観ましたー。


はじめに

 prime videoで『少女革命ウテナ』第1話「薔薇の花嫁」視聴完了しましたー。子供の頃に断片的にこの作品を観て、思想的に先鋭的で凄い作品であることは知っているのですが、詳らかに鑑賞したことがなかったのできちんと観ておきたいと思いました。

 直接の動機としては、今『忘却の旋律』を観ていること、また朝の連続テレビ小説ドラマ『虎に翼』で伊藤沙莉さん演じる主人公の猪爪寅子男尊女卑の蔓延る社会の中で奮闘する様を観て、今こそ少女革命ウテナを観返す時が来たと思い至りました。

 最近ですと、『機動戦士ガンダム水星の魔女』などは明らかにこの作品の影響を受けていると思われます。子供の頃観た以上に深い鑑賞をして、何かしら学びを得られたらと思います。

 OP主題歌の「潔くカッコよく生きていこう~」っていう入りだけは絶対に忘れないのでよきですね、、。思想的には、アリスソフトの『闘神都市』シリーズの影響を受けている気がします。
 個人的には「潔くカッコよく 明日からは 誰もが振り向く女になる」という歌詞が好きなのですが、アニメの内容的に主人公の女子中学生・天上ウテナが、「私は王子様に助けられるお姫様ではなく、私も誰かを助けてあげられる王子様になることを決意した」という信念をもっているせいか、「夢を見て涙して傷ついても 現実はがむしゃらに苦しい 自分の居場所 存在価値を見つけたい」の歌詞をアニメでは採用していますね。


第1話の内容

 ”卵の殻を破らねば、雛鳥は生まれずに死んでいく。我らは雛だ、卵は世界だ。世界の殻を破らねば、我らは生まれずに死んでいく。世界の殻を破壊せよ、世界を革命するために”

 内容的には、幼い頃に両親と死別した際に白馬に乗った「王子様」に救われ、彼に憧れるあまり自身も王子様になろうとする男装の少女・天上ウテナが鳳学園に入学するところから始まります。
 彼女の一人称は、「僕」です。絵に描いたような美少女でありながらスポーツ万能で正義感が強く、常に凛然とした佇まいで中等部では主に女子生徒達の人気の的になっています。

 ウテナは、自分を助けてくれた「王子様のように気高くカッコよく」生きることを信条としており、決して男になりたい訳ではなく、女として生き方を縛られることを拒んでいます。また、幼い頃出会った王子様にもう一度会いたいと願っています。

 第1話は、親友・若葉の恋文を掲示板に晒して公然の笑い者にし、恋心を踏みにじった生徒会副会長・西園寺莢一にウテナが決闘を申込んで戦う話です。
 ウテナがこの件に関して直接抗議しにいくと「あんなバカな手紙は、みんなで楽しむのが一番の使い道だ」と西園寺は自論を述べました。

 西園寺の所業を許せないウテナは、放課後に剣道での決闘を申込みますが、鳳学園内での決闘は別の大きな意味がありました。天空決闘場に竹刀を持参したウテナに対し、西園寺はディオスの剣という真剣のサーベルで決闘に臨んできました。
 決闘は双方胸に薔薇をつけ、薔薇を剣で散らされたほうが負けというルールで、勝った方が鳳学園で「薔薇の花嫁」と呼ばれる少女・姫宮アンシーを所有することができるというものでした。

 女子を大事にしない西園寺を懲らしめるだけのつもりだったのに、謎ルールの決闘に臨むことになるウテナですが、「お姫様のために命を懸けて僕に向かってくる勇気が君にあるならね」という西園寺の挑発を受け、全力の突進攻撃に踏み切ります。
 「たったひとりで、深い悲しみに耐える小さな君。その強さ、気高さを、どうか大人になっても失わないで」という王子様の言葉が、ウテナの心には常に共にあったのでした。


感想

 久しぶりに観ると、やはり他に類を見ない圧倒的な思想を感じました。決闘の際に流れる歌の”絶対運命黙示録”は今聴いても衝撃です。今期はnoteに書きたいアニメ、またはnoteに書けるだけの背景知識があるアニメ、がなくて困っていたのですが、しばらくウテナを書いていくのもありかな…と思ってしまうほどの作品ですね。ここまでお読みいただきありがとうございました、、。

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