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好きな顔がある

好みのタイプ、というと皆はどういったものを想像するだろう。
顔の造形や体型、性格、醸し出す雰囲気など挙げるものは人それぞれだと思う。好みが一本化している人もいれば恋人に求めるものとワンナイトラブをする相手に求めるものが全く異なる人もいる。

高校生あたりから、この人と恋愛したい!と思うエネルギーの発生源は「好きな顔かどうか」だった。顔の好みはこの10年間でだいぶ変わったが(高校生の時は東出昌大、18〜21くらいの時は坂口健太郎、22以降は作間龍斗くんがすき♡)注視するのはとにかく顔顔顔だった。

わたしは恋をすると本当に何もかもダメになる人で、たとえ性格が終わってようが自分に見向きもしなかろうが収入が安定しなかろうが顔がメチャクチャ好きならとことん惚れ込む。自身のスペック(という言い方はあまり好きじゃないが)に対して面食いだとか理想が高いとか散々言われるが「ストライクゾーンが激狭」が当てはまると思う。ちなみに身長も体型も全く気にしない、とにかく顔。この顔というのも単なるイケメンではなくドタイプかどうかが大事である。(東出も坂口健太郎も作間くんもイケメンだけど!)パッと見で整ってるなあと思うイケメンを相対的イケメン、自分にぶっ刺さるイケメンを絶対的イケメンと心の中で呼んでいる。なんとも失礼な話である。

一般的には女性が好かれている状態の恋愛の方が上手くいきやすくて、告白も男性からするべきという風潮があるように思う。身近な女友達もパートナーに対して「好きって言われたからなんか付き合うことになった」「告白されたから」「流れで」と言う子が多いが、わたしはその受け身姿勢に羨ましさと若干のズルさを感じてしまう。自分で惚れた人と添い遂げて自分で決断した物事の方が楽しめるくない!?でも承認欲求はめちゃくちゃ満たされそう!いいなー!

素敵なカフェや面白いゲームがあったらSNSでシェアするように、素敵な男性や信頼できる友達はどんどん紹介したいと思う。でも本当に美味しいと感じたデザートは誰にも教えないで独り占めしたいし、とっておきのおもちゃは誰にも貸したくない。わたしにとって恋愛はそういう感覚に近い。独占欲や所有欲と呼ばれるものだと思うし、
決して健全な感情ではないけどこれが自分だと思っている。
こういう話をすると「まだまだ若いね〜」「20代半ばって感じ」と言われるがたぶん一生このままな気がする。
これくらい惚れ込んで、この人の為ならなんでもできる。この人ために変わる。と思えるようにならないと好きだと認めたくない。

同世代の女性が辿っている一般的な幸せを到底手に入れられなさそうにないし、子どもを持つ気がないので(なんでもできるんじゃなかったんかい)きちんと恋愛を成就させられるとは思えないけど。いつかまた好きになれる人と出会えると信じて、今は自分にできることを頑張って、恋愛に限らず自分だけの幸せを追求して楽しく生活したい。

わたしの審美眼、サイコ〜ッ!

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