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【感想】18/40〜ふたりなら夢も恋も〜【第4話】【寺田部長】

前置き

この記事は、男性ブランコ浦井のりひろさんのファンによる、俳優浦井のりひろさんの出演シーン『のみの』感想・観察記でございます。
他のキャストのファンの方々ごめんなさい。
毎度の事ながら偏愛、偏見に満ち溢れたものとなっております。ご容赦ー。

前回の感想

第4回感想(2023.08.01放送)

今回はしっかりと出番がありましたね。シリアス目のシーンで、ある程度まとまった台詞もあって。
そして今回、自分的にすごく大好きな、浦井さんの演技の妙を観ることができて、とても大満足な回でした。

さて、今回の出演シーンは開始16分ごろ。

有栖が妊娠していることがカフェで発覚し、社内はその話でもちきりに。後輩たちは、瞳子が有栖と同居していること、かつその有栖を若手キュレーター育成PJに強く推していたことに対し不信感を顕にします。
その場に現れた瞳子は、後輩たちに真摯に謝罪。そして今後は自分が有栖をしっかりとフォローしていくと口にしようとするも、寺田部長がそれを遮ります。

寺田「成瀬!公私混同してるんじゃないよ。親戚だかなんだかしらないけど、大事な10周年記念プロジェクトにゴリ押しってどういうことだ。それ、会社の私物化以外の何物でもないよなあ?」

2023.08.01 18/40~ふたりなら夢も恋も~第4話より

瞳子は何も言えずただ謝罪するのみ。その後社長からもプロジェクトから外れることを暗に指示され、瞳子はそれを受け入れることしか出来ませんでした。

部長の言うことはまあ正論なんですよね。事情はどうあれ、少なくとも傍から見れば公私混同と思われても仕方のない状況。ビジネスは客観性、公平性を求められるもの。周りへの影響を考えると、部長という立場として言うべきことを言ったということに他なりません。

部長も、最初の声掛けは少々強めだったものの、その後の言い方は淡々と事実を述べているのみ。キツいことを言われてはいますが、不快感は感じませんでした。
まあこれは、浦井さんの声質と演じ方からの印象によるものかもしれませんが。

ですが。
問題はこの後のシーンなんです。

部長が瞳子を叱責し、瞳子が部長に謝罪するシーン。瞳子の頭越しに部長のアップ。真剣な表情。
かっこいい⋯⋯(ため息)

と、次の瞬間。

部長がふっと目を伏せて。
すると、右の口角がほんの少し歪んで。
一瞬、うっすらと笑みを浮かべるんです。
嬉しそうに。

それを見た瞬間、心臓がヒュンってなりました。

こっっっっっっっわ。

いや部長⋯この状況にめっちゃ優越感感じてますやん。
目障りな瞳子に頭を下げさせることができて、思わず愉悦が抑えきれなかったんですね。
陰湿⋯嫉妬こわ。

この微妙な負の感情、陰湿な喜びが最後の最後、ほんのちょっぴり漏れ出てしまったところ。
この絶妙な表情管理が、浦井さんの演技でめちゃくちゃ好きなところなんです!
今回マジですごい。ゾクゾクしました。

以前ハシカンと山田涼介くん主演のドラマ「王様に捧ぐ薬指」にご出演なさった時も、似たようなシチュエーションがありました。

その時はハシカン演じる綾華の高校時代の担任役。綾華の美しさに魅了され、教師にも関わらず綾華に横恋慕しているというなんとも下衆な役でした。
でも、見かけはめっちゃ穏やかで良い先生風。

綾華が先生に言い寄られ困っている所を、当時の想い人、神山くんが偶然を装い助けに入ります。
その時の先生の目の座り方。無表情を装いつつも、目の奥に神山くんへの嫉妬と怒りが入り交じっていてゾワゾワしました。
その後、先生が暗に神山くんへの報復を綾華に匂わせるシーンで、やはり薄い笑みを浮かべるんです。その勝ち誇ったかのような表情の作り方が完璧で、感動を覚えました。

今回、それに匹敵する、いや、シチュエーション的にそれ以上のインパクトでした。
正論で瞳子を打ちのめした後の、あの一瞬の笑み⋯いや無理。死んじゃう。好きすぎて。
でもって、演じるの楽しそうだなあ、あの役。

いやー今回も良いもん観れたわ。幸せ💞
さて、出演の度に存在感を増していく寺田部長。
今後更に痺れる演技が観られるのか。期待に胸が高鳴ります。
ほんと楽しみ。

おわり

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