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日記(ピアノを中心に、そのほかも)

noteを再開してから一ヶ月半、一回書いたきりで続かなくなってしまった。
考え込みすぎて、何を書いていいかわからなくなってしまった。

さて、そう気負わずに日記をつける感じで書いてみよう、とやっとまた取りかかる気になったのだ。

私は、ほとんど毎日、趣味でピアノを弾いているので、ピアノのことを中心に書いてみよう。

この頃は、お疲れ気味である。なぜかと言えば、もう2年来、弾き続けている曲が、ウクライナ出身で、ジャズピアニストでもあったカプースチンという作曲家の「8つの演奏会用エチュード」。その中の第一曲目の「プレリュード」と第七曲目の「間奏曲」なのだが、何しろ、人前で暗譜でまぁまぁ自分的に「許せる」程度に弾けたことが、ほとんど一度もないのだ。
というと、暗譜しなくてもいいんじゃないの?と思われるかもしれないが、
楽譜を見ながら弾ける曲とそうでなくて暗譜をしなければ弾けない曲があり、このカプースチンという作曲家の曲は、まあ、人によるかもしれないが、楽譜を見ながら弾くということが不可能だと思う。
音符が多すぎるのだ。左手3音、右手2音か3音、計5、6音が和音として同時に鳴る(鍵盤を押す)という感じで、ほとんど全ページの全音符が視奏するには目が追いつかないのだ。私の目が悪いせいもあるが。

ジャズのコードを基本において作曲されていることは間違いのない曲集なので、まず、頭にジャズのコードを叩き込めば、かなり練習は早く進む。

ということに気づくまで、のろまな私は半年はかかった。
もちろん、5音くらい同時に音が鳴っても全ての音がドレミで瞬間に言えるくらい音感のある人なら、そうは難しくはないかもしれない。

その音感が私にはない。ジャズ音楽には親しんできたので、コード進行や
複雑なコードだということの理論はわかるものだから、音感がないぶん、頭で理解し、覚えこもうという作戦をとる。

ジャズの理論で、調性の簡単なもの、たとえば、CやFのブルースのコード進行であれば、そして、4ページくらいの長さのものであるならば、少し頭を使って、記憶して、暗譜することができるだろうが、ジャズのアドリブとは
違い、ジャズの音でありながら、完全にきちんと作曲家が譜面に残している以上、適当にアドリブをすることは許されない。

それに、カプースチンの場合、調性がCであっても、途中で転調に次ぐ転調がきらびらかに展開されるので、恐ろしく難しいコード進行が随所に出てくる。理論で塊として覚えようとしても、結局コードを分解して一音一音を頭に叩き込み、その音を鍵盤上で再現する手指のテクニックがないと、弾けない。それだけのことをして、暗譜をし、音楽性も表現し、人前で弾くとなると、一年以上かかる。(3分から5分の曲で)

疲れた。それで2年で2曲だ。演奏時間にして7分。7分に2年かけた。
だから、もう疲れたのだ。(休もうかな)

というところなんです。
ピアノは続けたいし、人前で弾く機会は次々とやってくるので、他の曲をやろうとしても、間に合わず、仕方がないので、ある程度徹底的にやったこのカプースチンの2曲を弾かざるをえない。

その辺も難しいところだ。レパートリーが多い人は、一体どうやって常に弾ける曲を仕込んでいるのか?教えてもらいたいところだ。

プロではないし、趣味でやっていることなので、苦しむまではやりたくないのだけど、。

人と張り合うとか、そういうことを考えたら、まず、演奏はダメで、その辺の精神的な落ち着きも大事かもしれない。どうしても、人間だから欲が出てしまう。褒められれば、嬉しいし。そうやって自分で自分にプレッシャーをかけて首をしめて苦しがっていても、誰も幸せにならなし。
音楽は、特にジャズは楽しく聴かせられなければダメである。

下手なのは嫌、でもそういう考えに凝り固まっていると楽しく弾けない、というジレンマの中に今はいるのだけど、なんとか、人間力をアップさせて、音楽を自分も楽しく人にも楽しんで聞いてもらえるようになりたい。


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