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プロレスと格闘技の違い

猪木伝説の真相 天才レスラーの生涯 (宝島SUGOI文庫)に色々なレスラーの猪木に関するインタビューが掲載されている。その中で、何人かのレスラーが猪木は「プロレスと格闘技を分けるな」と言っているとコメントしている。

私は個人的な経験から格闘技とプロレスの違いを定義したい。「プロレスでは泣く事はあるが、格闘技で泣く事はない」。初めて泣いたのは、ジャンボ鶴田が長い闘病から復活した試合をテレビで見た時だ。1993年10月23日、全日本プロレス日本武道館大会でジャンボ鶴田が367日ぶりの復帰戦をおこなった試合だ。試合を見たあと、自然を涙が頬を伝っていた。何かを見て、自然と涙が出たという経験はこれが初めてだった。その後も四天王プロレスやジャイアント馬場が三沢に負けた試合等、何度も自然と涙が溢れた。

一方、格闘技では泣いた事はない。90年代後半、K-1は空前の人気だった。プロレスを見る一方で、K-1もよく見ていた。フランシスコフィリョの一撃秒殺の試合やアーネストホーストの芸術的試合、ジェロムレバンナの強烈なパンチなど、KOシーンに興奮した。しかし、数年後、振り返ると、K-1や総合格闘技の試合を見て、自然と涙が流れた事が無いという事に気づいた。これはプロレス以外のいわゆる格闘技系を低く見ている意図はまったくない。

この違いはどこからくるのだろうか。その理由は別記事で書いてみたい。


資料
https://amzn.asia/d/58emrGK

https://www.bbm-japan.com/article/detail/25941


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