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プロレスと格闘技の違い

猪木伝説の真相 天才レスラーの生涯 (宝島SUGOI文庫)に色々なレスラーの猪木に関するインタビューが掲載されている。その中で、何人かのレスラーが猪木は「プロレスと格闘技を分けるな」と言っているとコメントしている。 私は個人的な経験から格闘技とプロレスの違いを定義したい。「プロレスでは泣く事はあるが、格闘技で泣く事はない」。初めて泣いたのは、ジャンボ鶴田が長い闘病から復活した試合をテレビで見た時だ。1993年10月23日、全日本プロレス日本武道館大会でジャンボ鶴田が367日

    • 昭和には怪物が多い

      昭和には怪物が多いと以前から思っていました。ビジネス界、スポーツ界、政界問わずです。田中角栄、王貞治、力道山、アントニオ猪木、勝新太郎、木村政彦など。ビジネス界では怪物という表現というよりとんでもないという意味で化け物と呼ばざるを得ない一代で身を起こし、自分の企業を世界化した事業化は多い。松下やSony、本田にトヨタ、ヤマハ等。 理由は戦争だと思う。命を失うかも知れないという極限状態を経験したもの、またはそのような人間に直接指導された人間はとてつもなく強靭な精神力と自由な創

      • ホワイトカラー社員の汗

        今日、ある人と話していて、ある部門の不満を言っていた。「汗をかいていない」と言っていた。印象的だった。 自分を含めて他者の事をどこまで真剣に考えているかは、意外と他人には伝わっているようだ。ホワイトカラーの社員同士、物理的にはあまり汗はかかない。オフィス環境が快適だからだ。しかし、実際頭の中で「どれだけ汗をかいたか」は意外と他人に伝わっていると思った。重要な課題を発見して、それを解決するには大変な事だけど、しかしながらそれから逃げずに問題解決する人。こういう人が汗をかいてい

        • 組織開発のアプローチ

          組織開発の要点はなんだろうか。 何のために?という哲学が重要になる。人事制度や研修のようないベンドやルールを作る事は手法であり、人事部の真の存在目的は従業員が快適にワクワク活き活きと働ける様にする事だと思う。 SaaSモデルが興味深い。セールスフォースジャパンでは、人事部はエンプロイーサクセスと呼ばれているそうだ。要するに「従業員の成功」を中心に考えて、全ての活動はその為のものでなければならない。組織開発を行うにしても、組織開発は手法であり、環境であり、一番の目的は「従業

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          イオンのサステナビリティの取り組み

          イオンが平時から災害対策の準備をしている。太陽光パネルで電力を作ら、平時から自分達で利用するのは当然だ。 驚いたのは家庭からの電力をポイントで買い取るという仕組みだ。家庭でEVで充電した電気を買い物中に少しイオン側に分けてもらう。イオンはその分をワオンポイントをあげる。買い物が終わったお客はまた家に戻り、を充電する。FITかが終わり、余った電力が売電できない所をうまく吸収する動きだ。日本人はポイントが好きだし、環境貢献にもなるのでこの仕組みはうまいと思った。イオンに買い物に

          イオンのサステナビリティの取り組み

          My basis idea of growing my financial assets

          I think that markets are cyclical. Bubbles are bubbles. Once formed, they burst. But they emerge again and again, and again, as a result of the psychology of people. To accumulate my financial assets, I would like to get the most out of the

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          日本は深化して、進化できなかった

          OECDの調査によれば、日本の一人当たりGDPは2021年は39,301ドルだ。順位は20位である。1992年は32,069ドルで4位だった。額は増えているが、順位は大きく下げている。 日本人は深く細かい世界に入っていく特徴がある。争いが無く平和な江戸時代は超絶技巧の工芸品が発達した。明治期には開国によって日本製の職人による工芸品や美術作品は海外で人気だった。第二次世界大戦後も、乾いた雑巾を絞るがごとく、改善の対象は微に細に、あらゆる所まで突き詰めていった。欧米のやり方をま

          日本は深化して、進化できなかった

          ゼロリスク信仰をやめてリーダーの仕事をせよ

          NHKが報じる所によると、「法律で最長60年と定められている原発の運転期間について、上限を撤廃するか、原子力規制委員会の審査などで運転を停止した期間を除外して60年を超える運転を可能にする2つの選択肢を示しました。いずれの場合も運転開始から40年を目安に、政府として延長を認めるか判断するという案も示していて、今後、審議会で議論し決定したいとしています。」との事。 国民はリスクゼロ信仰をやめるべきだ。リスクを計算するのは怖いと思うが、それ以上に怖いのが思考停止になってむしろも

          ゼロリスク信仰をやめてリーダーの仕事をせよ

          リベラルアーツ

          リベラルアーツとは悩みから抜け出す、または悩みにはまらない為に必要なものだと思っている。 悩みから抜け出せないのは苦しい。同じような事をぐるぐる考えて、集中力を欠く事は本当にイライラするし、生産性が低く、嫌になる。 悩みから抜け出せないのはなぜだろう。論理的に考えれば、自分の思考の限界から来ていると思う。悩みは「自分の頭」で発生しているものなのだから。 では思考の限界を拡張するものがリベラルアーツだと思う。世界的ベストセラーを年間4冊読んでいる。色々なジャンルの本を読ん

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          組織はどうやって継続するのか

          組織は変わらないと思っている。日本では新卒一括採用が主流だ。その新人達は上司というその会社の文化を継承した人によって教育される。新しい血である新人もやがて「かつて」の上司になってしまう。その上司が「かつて」の自分だった新人を教育する。このサイクルを継続している限り、組織は変化する事が出来ない状況を自ら作り出している。 ホモサピエンスは、一気に自らの変化を獲得した。ネアンデルタール人は永きに渡って、寒冷地でも過ごせるDNAを手に入れた。そこにホモサピエンスが登場し、ネアンデル

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          紙チケットの行方

          ・ぴあを代表とするチケットはスマホに入っていくだろう。 ・イベントの入場は全てスマホになっていくだろう。 ・スキー場のリフト券も紙をやめてくれないかなと思う。購入するのに長蛇の列に並ぶのが時間がかかるし、リフト乗り場でチェックする人間も大変だ。事前決済で、駅のホームみたいに印刷したQRコードを読むとか、ICタグを事前にコンビニで買って、財布にでも入れておいて、リフト乗り場で自動で読み取ってくれれば便利で助かる。

          紙チケットの行方

          医療のVR

          ・デジタルツインの概念と似ていると思った。 ・物理的に見えないものをデータで透明化しながら可視化する事で、随分、手術や医療に有効だと思った。なぜなら、病気の多くは体の内部で起こっているが、その中が見えない。そんな状況で想像力を働かせて、医療者が医療を行っている。

          医療のVR

          台湾有事

          ・台湾と中国が戦争になったら、短期決着はないだろう。台湾の予備兵隊も含めると中国に十分対抗できる軍事力を持っているし、アメリカのバックアップもあるだろう。 ・もし中国が派手に軍事的な侵略を始めたら、アメリカが黙っていない。万一、中国が派手にやったら、反撃の痛手も大きいはずだ。 ・また、中国が痛手を受ければ、他の国の経済も大きな影響を受ける。これはコロナで世界が経験した事。 ・そうすると、中国が軍事的進行で台湾を制圧するというより、香港方式の様に政治的に(習近平の視点から見て)

          台湾有事

          アート思考とイノベーション

          自分の仕事がなんだかアートだと思うようになったのは5,6年前位だろうか。しかしこれをうまく言語化出来なった。 しかし、今日学んだ事で少し説明出来そうだ。 ・アート思考は自由に発想し、課題を見つけ出していく。一方デザイン思考は論理的に見つけた課題を解決する為の設計を行う。 ・芸術家は物理学者と同じくらいに現実主義者となり、物理学者は芸術家と同じくらい創造的に成り得る。 ・才能溢れるアーティストは、タフで、戦略家で、野⽣動物のようなカンをもっている。 ・優れたアーティストは、

          アート思考とイノベーション

          変化に対応するためにキャリア形成と学びをどう変革するか

          ・仕事だけやっていると仕事の能力が身につかない。 ・一見、関係なさそうな事でも主体的に学び、それを発信する事が重要。発信しないと誰からも気づいてもらえないので。 ・点を沢山作って、それが繋がり、立体的に自分のキャリアを自分の意思で作っていきたい。 ・発信は重要である。どんなに何かに取り組んでも、点を沢山作っても、誰にも知られていなければ、それは存在していないのと同じだと思う。 ・オンラインの世界でもオフラインの世界でも発信をサボった人間は、存在していないものとなってしまう。

          変化に対応するためにキャリア形成と学びをどう変革するか

          キャリア形成と学び

          歴史は繰り返さないが、韻を踏む。 1.その仕事がいつなるのか予測が難しいという問題 技術がトリガーとは限らない。コロナがトリガーとなってリモートワークは世界に認められた。 2.残った仕事もその内容が大きく変化するという問題 自動運転時代の操縦士の仕事とは? 3.ビジネスモデルが事業ポートフォリオの変化こそが問題 自動運転時代の自動車保険の収益構造はどうなる? 4.第一線の仕事の単純化と組織内タテ流動化の仕組みの崩壊という問題 縦方向の単一キャリアが何時も最適なのか?

          キャリア形成と学び