見出し画像

幸せへの散歩みち ~犬と猫から学ぶこと~No.38

犬の散歩は、いつも気まぐれ。
その時によって気になることが違うので、急に走りだしたり、止まったりする。
コースもいろいろ。まっすぐ歩く時もあるし、横道に反れる時もある。
最近は、茂みに鼻を突っ込んでフンフンと臭いを嗅いでいる。
余裕がある時は好きにさせている。蝶々を追いかけたり、離れた所にいる人をジッと見たり。犬には、どんな風に見えているのかな。
犬がグイグイ進むので、いつもは行かない所に足を進める。
そこは水がたまっていて、湿地になっている。今は雑草が茂っているが、昔は田んぼだっただったようだ。
ふと足元を見ると、緑の中に赤いものが映える。蛇イチゴだ。
子どもの頃、「蛇イチゴを食べると死ぬ」と言われていて、食べたことはなかった。
最近、蛇イチゴは虫さされのチンキになると知った。ジャムにして食べる人もいる。
蛇イチゴは固まって生えないので、そこまでするのは難しい。でも、そこにはかなりの量があった。
チンキを作るために、蛇イチゴを摘む。わりと大きな粒なのも嬉しい。
犬の気まぐれのおかげで、予期せず楽しいものに出会う。今日の散歩で出会ったのは、子どもの頃の思い出と風景。そして、新しい使い方。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?