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今彼との小競り合い 後編

アラフォーバツイチのさくらです。

今彼のタカシさんとは会話が噛み合わず、私の想定している返答と違いすぎて、いきたいオチにたどり着けずイライラすることが続き、

私「タカシさんって相づちでなく否定が多いから、話しててしんどくなる。」

って言っちゃいました。

会話のスタンスがそもそも違いすぎる。


私が他人の話を聞くときは、

相手が「何を言いたいからこの話をしているのか?」主題を予測し、それに同調する方向性でリアクションを取りにいく。

枝葉の部分で共感できないこと、矛盾点があってもスルーする。

「貴女はどう思う?」と聞かれない限りは、自分の考えは挟まない。

長文読解を解くように、相手の思う正解のリアクションを導きだそうとします。

でも、タカシさんはそうじゃない。

これは多くの男性にも見られるんだが、

  • 俺の色を出そうとする

  • 相手の意見を上回る見解を述べたい

  • 会話はディベートである

  • ただ同調したらおもんない負け犬

と思ってるフシがある。

百歩譲ってその見解に「おっ!」と思わせる何かがあれば良いんだが、ただただズレているだけなので、イライラしかしない。

これは単純に知能指数の問題もあるかもしれないし、職業も影響しているんじゃないか?

私は医者なので、日々、考えることが仕事だ。

しかし、タカシさんは製造業の工場勤務。むしろ考えてはいけない。決められた単純作業を淡々とこなす。勝手に工夫してはダメだし、改善案を提出することはさほど求められていない。

私はこういったベルトコンベアのような仕事に就ける人には適正があるんじゃないか?と考えている。

考えず、指示された同じことをし続け、成長しないことに苦痛や疑問を感じない人。時給で働く人。バカにしてるように聞こえるかもしれないが、ある意味、誰にでもできる仕事ではないのだ。

で、

タカシさんが提示する話題には、私はなるたけ同調路線で聞き手に回るように意識しているのだが、

タカシさんが言うには、もし私がタカシさんの話を否定的なスタンスで聞いても、

全く嫌ではない

んだそうだ。

例えば、タカシさんは仕事ができないヤバイ同僚の話を定期的にするのだが、

タカシ「いつも我慢はしてるんだけど、不満が溜まると、本人に『ちゃんとしろ。』って怒っちゃう。これまで溜まってた分も含めて、あれもこれもできてないことを一気に指摘しちゃうんだよね。」

余談だがタカシさんの話しはこんなに分かりやすくない。主語が抜けたりとっ散らかってるのを私が翻訳するとこんな感じ。

普段なら

私「どこの職場にもヤバイ人っているよね。」
私「タカシさんは溜めて言う派なんだね。」
私「指摘することでタカシさんの気が少しでも晴れるのであれば、一定の意味はあるのかもね。」
私「いつもタカシさん温厚だから想像できないな。」

といった具合に、話の腰を折らないように、会話を強奪しないように心がける。

が、

タカシさんが言うには、思ったことをそのまんま返答してくれて良い。

例えば、

私「その都度伝えるべき。」
私「ヤバい奴に言っても時間の無駄。無駄を繰り返す意味が分からない。」
私「それは上司に相談し、それでもダメならさらにその上司に相談すべき。」

と、

正論でぶん殴って、

一刀両断にして良いんだってさ。それでも全く気分を害さないんだと。

本当だろうか?

これは人間同士の会話における私の最大のナゾの一つなのだ。


相手に配慮した会話運びができない人は、鈍感ゆえ、相手から配慮してもらえなくても、本当に何も感じない。

のか

いつも相手から配慮を搾取しているから、自分が配慮されない辛さを知らないだけで、いざ、配慮してもらえず正論で殴られたら、普通に気分を害す。

どっちなんだろう?

私はヒグマだ。

理詰めで論破したら男性をこてんぱんにしてしまう。

ポケモンでいうとドラゴンタイプ。

手加減しないと、男性を傷つけてしまう。「仲良くしたかっただけなのに、相手が死んでる!なんで?!」ってなる。

気を付けないとな。


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