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正論、善意、ポジティブさが苦手です。

アラフォーバツイチのさくらです。

この世で最大級に鋭利な刃物は

  • 正論

  • 善意

  • ポジティブさ

辺りだろうか?

善意っちゅーもんは、なかなかどうして拒否しづらいし、受け取らないと罪悪感がハッピーセットで付いてくるので、実は非常に禍々しい

と筆者は思っている。

時に、タカシさんの善良さや思いやりに、眩しくて直視できない感じというか。相対的に自分の腹黒さを実感してしまう。

タカシさんに対して「なんだよ、そのピュアさはっ!どうやったらそんなもん四十路になるまでキープできんだよ!?」と感じることがままあるのだ。

これはだいぶ前の職場のことなんだが、

ものすごく優秀な後輩がいたのね。知識量もハンパない。自分の患者を他科に紹介したら、診察から検査から全部ついて回る。勉強になるからなんだって。

患者さんにもとても優しいし、コメディカル(医師以外の医療職の総称)にも非常に丁寧で礼儀正しい

仕事の文句とか、もちろん他人の悪口とか、言うなんて想像だにできない。

いつも穏やかで明るく、非の打ち所がない。

こんなに良い後輩なんだもん。もちろん、

私は全然、仲良くなれる気がしなかった。


逆にね。

腹の中を全く見せてくれてない感じ?

サイボーグかロボットみたい。今ならAIやChatGPTが出す最適解っていうか。。。

不気味


なんだよな、、、善良すぎる完全無欠の人間って。私みたいな腹黒い女からすると。

仲良くしようにも、表面がツルツルしすぎて、フックがどこにもひっかからない感じ…

まだこれで「実は趣味がパチンコで、週末に4万すったすわ!」とかでもありゃ、「もぉ~お前~4パチはやめとけっつったっしゃあ!」って返した上で、

人間やってんな~(笑)

って好きになるのにな。

欠点がない人って嫌いにならんけど、好きにもならんのよな。好きになる時って、長所より、短所がいじらしくて愛おしい時。

共通点で仲良くなるときも、同じものを好きより、同じものを嫌い、ムカつく時のが、強固な結び付きとなる。

たまーに同じ穴のむじなというか、自分と同種の腹黒さを持った人間にでくわすと、お互いに妙なシンパシーを感じてちょっと嬉しい。

「私だ。」
「お前だったのか。」
的な感覚。

正論言いがちな人は、「○○すべき」やルールが多くて一緒にいて疲れるし

善良すぎる人は、こっちもずっとちゃんとしてなきゃいけなくて疲れるし、

ポジティブな人は、何かベースで常にはりきってて、見てて疲れる。

四十路になり疲れやすくなったわ。年かしら。

タカシさんは

さくらに不満はひとつもないし
さくらが楽しんでくれさえしたら良いから
俺がしたいことは特にないし
さくらといるだけで癒されるから
さくらに対して要望は特にない

と言っていて、

常にニコニコ機嫌良く
エアコン掃除でも何でもしてくれて
私に文句を言うこともなければ
弱音を吐くこともない。

「無理してない?」と思うが、もう一年近く経つのにこの調子だから大丈夫なのかな?

素を見せてくれてるのか?少々、疑問である。





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