35歳過ぎた男の8割はメンツで出来ている。
アラフォーバツイチのさくらです。
新学期、新生活の季節。
新しい人員が増えてどこかソワソワしますよね。
この時期に際立つのが、
男の面倒臭さ。
男っつーのは複数人いたらすぐに順位をつけたがる生き物。新しく配属された俺とアイツはどっちが学年が上?
俺とアイツ、どっちが仕事できる(と周囲から評価される)?
表面上は「どうも。消化器外科の○○です。」と笑顔で挨拶をかわすが、男同士はどこかバチバチしたものを感じる。
人員の変化に伴って机の位置が変わったら、
「それ、俺への事前確認がなかったんだけど?」
と一生、へそを曲げる。
俺への根回し、最優先での配慮がなかったんだから従わないよ?そりゃそうだよね?と。
無理矢理元の位置に机を戻そうとして、事務方を困らせるとかな。
女からしたら、机の向きなんか
どうでもええ。
小学生かよとツッコミたくなる。
同じ医者でも、女医さんでこういうことでグズグズ文句言う人はおらんな。
この時期は、こういうことをいっぱい言われるので、私はとりあえずニコニコして聞いている。
こういう男性の特性は笑顔で利用するのが吉。
例えば、救急車取ったら、血気胸だった場合。すぐに基幹病院の呼吸器外科、ICUに連絡し、救急車で転院搬送。
呼吸器外科医から見て、当方の応急処置がイマイチだったとしても、
スライディング土下座並みに下手に出ると、満面の笑みで
外科医「いやいや。いつでもご紹介ください。」
と神対応してもらえる。
内科に入るか外科に入るかは、本人の意志次第で、外科に入るから特別な試験があるわけではないが、
なぜか外科医からはナチュラルに下に見られてる気がする。何となく。でも別に気にしない。
これ、仕事なら感情を○して、口先マシーンになれるけど、
これが旦那で、家にいて、ずっと機嫌取らないとけないんだとしたら、、、
しんど。
やっぱ医者とかハイスペと結婚すんの、しんどいて。
とくに血気盛んな先生が多いのは
外科
整形外科
循環器内科
消化器内科
あたりかな。
わりと穏やかな先生が多めなのは
糖尿病代謝内科
呼吸器内科
腎臓内科
皮膚科
眼科等
糖尿病代謝内科と腎臓内科は緻密で几帳面な先生が多い。微妙な血糖値や電解質異常許さないマン。医者と結婚したい女性は参考までに。
私はキャラがやベー患者さん、患者家族、同僚先輩医師等と出会ってストレスをかけられると、
だから
ま、いっか。
と思うことにしている。
知り合いの外科医にもう60歳も近いが、腰が低く、分からないことは年下の内科医に気さくに聞いてくれる先生がいる。「僕はもう最新の知見についていけてないとこがあるから、教えてもらえる?」と謙遜される。全然そんなことないのだが。患者さんにもすんごい優しい。
こういう先生はマジで賢者だと思う。超貴重。ってゆーか、普通はおらん。
私は医者との結婚なんてやめとけー派だが、こういう先生なら奥さま幸せだろうな。色違いポケモンくらいレアだけどね。
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