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親の本音に気がついてしまった

アラフォーバツイチのさくらです。

私は両親から「勉強しなさい」と言われたことが1回もないんですが、

なぜか、幼少期より両親(特に母)からの「優等生でいろ」という無言の圧力を感じていました。

結論を言うと、

勉強してもしなくても、子供本人の自由だと心底思ってるから「勉強しなさい」って言わない。


じゃなくて、

「うちの子って親の私が『勉強しなさい』って言わないのに、自発的にするんですのよ~」がやりたい。


私は子供に「勉強しなさい」って言わない先進的教育方針の親なんですアピール

「勉強しなくて良い」が全然、本音じゃないのが透けて見える。

これ「俺ってイマドキな男だからテレビとか見ないんだよね(笑)!」って、おっきい声で言う人が、実はゴリゴリにテレビを意識してるのに似てる。

私が公立中学2年生の2学期。部活ばっかで成績が中の中だったんです。すると、

母「さくらちゃんは今のままの成績だと○○高校ね。セーラー服可愛いから良いんじゃない!ひとつ上のレベルだと△△高校で制服ダサいものね~!あ、3年生になると、みんな勉強するから、成績って上がらなくなるらしいわよ。」

ふーん。そういうもんか。

私は特段勉強したわけでも、塾に入ったわけでもないが、授業をいつもよりは真面目に受け、試験を本気モードで回答した。

すると、

2年生の3学期ではクラスで3位になり、母が制服のダサさを指摘した1個レベルの高い△△高校を抜いて、地域のNO.1進学校の□□高校に合格できる成績を納めた。

母「□□高校のブレザー可愛いから良かったじゃな~い!こんなに急に成績が上がるってあるのねぇ。」

と、ご満悦であった。

3年になると私はクラスで不動の1位の成績を取り、学年でも7番で、卒業式ではクラス代表として、全員の卒業証書を取りに上がった。

地域NO.1進学校の説明会では、小学校低学年から塾に通わせガリ勉させてきた教育ママたちから、相当、嫉妬され、嫌がらせのようなことをされたと、

とても嬉しそうだった。

勉強しろって言ってないのに好成績を収める優秀な子を育てた私の手腕を見たか!と、ドやりにドヤってる母の表情を見て、

私は醜いと思った。


お前の成果じゃねぇじゃん。

というのと

こんな田舎の主婦同士で、全国的には無名レベルの高校の子供の成績で小競り合いして、何になるのか?
※国立医学部や東大京大に合格できるのは学年で1人レベルのそこそこの進学校。

冷めきった目で見てしまったよね。

私はまだまだ高校でも部活がしたくて、すぐに鬼大学受験モードになる気はなかったが、

将来は国立の医学部に行くって決めてて、地域NO.1進学校に合格するなど、単なる通過点でしかないし、

勉強は自分のためというか、将来、私が社会貢献して尽くす人々のためなので、

「お前(親)のためじゃねぇし。」

であった。

私は国立大学の医学部に進学したのだが、引っ越し先で近所のスーパーのパートのおばちゃんに、

「医学部の学生さんなんですってね!」
といわれ、

鳥肌。


母は近所のスーパーのパートのおばちゃんにまで、娘の学歴を自慢してんのかと。てゆーか、ど田舎で私の通う大学の医学部くらいしか大きな施設はなく、大学生くらいの年の若者が歩いとるの、ほぼほぼ同じ大学の医学生なんだが。

この地域の人からしたら医学生珍しくもなんともないのに…恥ず。

やっぱ、「勉強しろ」って言わなかったのは全然本音じゃなかったんよな。こんなにも子供が勉強した成果が大好きなんだから。

「僕は女性の容姿は気にしません!」
「私は男性の価値は年収じゃないと思います。」
「私なんてもうオバサンだし(笑)」

とか、口先で言っても、たぶん、本音違うの伝わっちゃってる。

コミニュケーションはボディーランゲージや表情、声のトーンなんかの方が如実に伝わってるから。

良い子ぶるのはやめようぜ。

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