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しあわせを呼ぶ「青い鳥」

「愛を通して知るだろう自己、その自己意識こそが人生をかえるのである。裏切られても裏切りそのものは重要ではない。そのことで魂の中に生まれる赦しと、赦しからくる幾らかの寛大で気高く、思慮深い性質こそ大切なのだ。」

モーリス・メーテルリンク
『限りなき幸福へ』(平出出版社)
(旧『知恵と運命』)

昨年のアドレス帳を整理していたら、この文言が出てきた。自筆で書き残してあるのだが、全く記憶にない。日付をみれば4月。ちょうどユング心理学研究者・河合隼雄の著作物を読み漁り、自己について調べていた頃と重なる。きっと、そのためにメモしたものだろう。

改めて読み直すと、そこには『青い鳥』のテーマと通底するものがある。メーテルリンクの「幸福論」とも言えるエッセイ。日常の世界と超越的な世界のなかで人間はどのようにすれば幸福になれるのか?

「愛を通して知るだろう自己、その自己意識こそが人生を変える」

ユング心理学とも共鳴する人間にとっての永遠のテーマ。突然、わたしの日常に降ってわいたメッセージに自分の子育ての来し方を重ねみた日曜の朝。
「青い鳥」は、自分のなかに潜んでいるやもしれません🐦‍⬛💙

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