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想い出に残るプレゼント

 
自分の事をよく知っている妻や、かわいい娘や孫からのプレゼントは格別なのでそれは置いといて、今回は勤め先の皆から頂いたとても嬉しかったもの3つを書きます。
 
1つ目は、
還暦祝&定年退職送別会の時頂いた「かっこう時計」です。
私は、第二のスタートを切るのだから新しい時を刻む時計を買いたいと思っていました。出来れば毎時時を知らせてくれる鳩時計がいいかな~等と思っていました。
有給休暇の消化もあり退職日の1ケ月位前から自宅でのんびり過ごしているところに在職当時の上司から電話があり、「記念品を贈呈したいが気に入ってもらえるものがいいので、遠慮なく仰って下さい」との事でした。
すかさず、「鳩時計がいい」と私が言ったら電話の奥で歓声が上がりました。
以降、電話のやり取りです。
「何かあったのですか」
「何がいいか皆で考えたのですが、まとまらなくて本人に聞こうという事になってお電話したのです」
「実はその中にHさんの押した鳩時計があったんです」
「でも、皆そんなの欲しがるわけないと却下したんです」
「今Hさんはほら見た事かとドヤ顔してるんですよ。Hさんを取り囲む皆の歓声ですよ」・・・
Hさんは、在職当時の直属の上司で苦楽を共にした大切な人です。
そのHさんが「そんなもの欲しがるわけないよ」と皆が言う中、押してくれたことがとても嬉しく思いました。
仕事だけでなく、私の事も良く見ていたのだな・・・・
そのことがあってこのカッコウ時計には一層の愛着がわいています。
 
鳩時計がドイツ製の手作りの品という事で、送別会までに間に合うカッコウ時計に代わったのでした。
今でも毎時「カッコウ♪・カッコウ♪」と鳴いています。
この時計はちょっと手が込んでいて「カッコウ♪」と鳴いた後に
「カッコウ♪」とこだまが入るのです。
そして、毎時違うメロディーが流れ、そのあと水車が回り、小川のせせらぎの音や薪を割る音が聞こえてくるのです。
しばらくは、正時の頃になると時計の前で待っていたものです。
本当に自分に合ったものを頂けるというのは幸せなことです。
 
 
長くなりましたが、2つ目は
職場のみなさんから頂いた、陶器製のスヌーピーの絵柄の入ったコーヒーカップとドリッパーです。
私はスヌーピーが好きなのです。「ようこそ俺の部屋へ」に書きましたが、私はsnoopyの風体が好きな訳ではありません。何があっても飄々として、泰然自若としているあのキャラに惹かれるのです。
 
「日記 おもいつくまま(ストレス病)」に書いたような状況の中、退職するその日の業務が終わった時に頂いたものです。
退職までの半年間はもっと頑張ろうと必死になっていた時期で、自分の気持ちを落ち着けようと、よくコーヒーを飲んだり柄にもなくアロマストーンを事務机に置いたり、振り返って見れば、それまでの挙動が変化した時期でもあったのです。
今でも日に1回は、このドリッパー&コーヒーカップでコーヒーを淹れて気持ちをほぐしています。
私は酸味が強いものが好みで今はキリマンジャロブレンドを淹れています。
 
 
3つ目は
アロマスティックです。
前記と同じ職場のビジネスパートナーともいえる方から頂いたものです。
仕事に関しての私の事を一番よく知る方で、退職に至るまでの私の変化を目の当たりに見てきていたのでアロマになったのでしょう。
退職の日、家に帰ってこれをベットサイドに置いた時、とても落ち着いた気分になりました。
今はもう使い果たし残っていませんが、これがいいのです。
使い終わり、さあ一段落、次へ進む気持ちになれるのです。
 
この3つは
どれも私の気持ちにジャストフィットのプレゼントでした。
そして贈って頂いた方々の気持ちがストレートに私の心に飛び込んできたのです。
お贈り頂いた皆様、どうもありがとうございました。
 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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