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[脚本]脚本を書く パッチワークな書き方

始めに、今回の内容はHow To の脚本の書き方を解説する物ではありません
(そんな実力は私にはありません笑)
あくまで、自己分析のために
私が普段書、脚本を書く時にしている事を、ただ文章にして
投稿をしている物だと思ってください

物語を作る時の工程でよく耳にするフローは
①テーマを決める
②構想・シナリオ考える
③キャラクターを考える
④物語を書き始める
の順番に作品を完成させる流れです

物語を書くときも
 構想で・シナリオで決まった“始まり“と“結末“を基に
・始まりから結末に向かってシナリオを作る(時間軸型)
・結末から逆算し始まりに向かってシナリオ作る(結末型)
のどちらかで書く書き方がイメージされると思います
きっと、これは理想的な書き方で無駄がなく
自分の伝えたいテーマを首尾一貫して完成させることができるでしょう

ただ、私の場合この書き方がハードルが高く
シナリオが完成する前に心が折れてしまう事が多々あります
飽きっぽく、根性がないんですね

そんな私なので、物語を書く時は「書きたい事からか書く」を意識しています
それがテーマの時もありますが
自分が見たいシーン
言いたいセリフ
やりたい演出
かっこいいダンス などなど
普段、他団体の作品や、映画、SNSでインプットした物から
とにかく自分がやりたい事を小さいワンシーンを書いてしまいます
テーマも構想もシナリオも一旦無視して
幾つかのシーンを書いていきます

それを並べてみた時に、うっすら繋がりが見えてきます
点と点が線で繋がる感覚
「このダンスの後に、あのセリフがあったら…ハマるかも」
みたいなイメージでうっすらとした線
あとはそのうっすらとした線を太くて、芯のある太い線にできるように
足りない物を足していきます
足りないシーンやセリフ、舞台設定
ある程度、線が濃くなっていくと
この線に相応しいテーマが浮かび上がってきます
じゃあ、このテーマを伝えるに効果的な結末と始まりを決めて
全体を修正していく

修正する時の注意点している事!
・そもそもの辻褄があっているか
・線が途中で切れて、物語やキャラクターが無理な形になってないか
・テーマを十分に伝えれているか
・緩急、波、メリハリはあるか
・お客さんの集中はどうなっているか

このような流れで作品を完成させることが多いです
邪道かもしれませんが
私の心が途中で折れることなく、なんとか最後まで書きあげるための手段です
自分が本当に好きなシーンを書き上げられた時に
モチベーションが、グッと上がっているんだと思います
「考えても思いつかないから、まずなんか書く」という考え方ですね
(仕事でも、まず動くは大事にしていたり)

あとは、うっすら線ができた時にとにかく人に話して
シナリオを良し悪しを確かめています
よく劇団員や友人に、「次こんな事やりたくてさー…」と
反応が悪かったら考え直すを繰り返しています

自分程度の人間があたかも普通かのように
先ほど、 時間軸型・結末型 などと勝手に読んでおりましたが
(わかり易いかと思って…)
この書き方を、これまた勝手にパッチワーク型と読んでいます
(ちなみに今年のベルメモア 「Trust Me」は時間軸型に挑戦していました)

手前味噌ですが
シーンの繋がりを客観視でき
シーン同士の伏線やアクセントになる演出が
ポロッと思い浮かぶことが多いと思っています

もし、私のように、
構想・シナリオで行き詰まる方
初めて物語を書くと言う方がいらっしゃいましたら
ご参考にしてみてください

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