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お家で大切な人を看取ることを迷っているあなたへ

在宅での看護に関わらせてもらうようになり、自宅で過ごすことはご本人にとって、生きるエネルギーになる、と感じています。
全身にガンが転移していると言われた90代後半の男性は今も元気に家族に囲まれて、クリスマスにはケーキを食べ、毎朝コーヒーを飲んで過ごしています。

家族の声、テレビの音、ワンちゃん、ネコちゃんの声、窓から見える景色、自分の部屋で眠る安心感、自分の好きな食事、あたたかい家族の温もり。五感を満たしてくれるものがお家にはいっぱいあります。

私の祖父は病院で亡くなりました。
家に帰りたいという祖父の願いは叶うことがありませんでした。母には言わなかったようですが、病院の看護師さんには帰りたいと話していたそうです。
家に帰って何かあるとイヤだから、、
母はそう言いました。
私も手伝うから、最初は外泊はどうかと伝えましたが、母の思いは変わることはありませんでした。

コロナで直接会えないまま、祖父は亡くなりました。

もう一度家に帰ってきて、直接話したかった。
家族のためにずっと働いてきた大きな手を握りたかった。
大好きなお寿司を食べさせてあげたかった。

自分には無理だと思われている、迷われている家族の方がいたら、お知らせ頂きたいです。

お家で過ごすための方法は色々あります。

ヘルパーさんや看護師、訪問診療してくれる先生たちの力を借り、みんなに頼れば自宅で過ごすことが可能です。
できないことはありませんよ。

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