見出し画像

スペックにこだわってしまう日本人

おはようございます。

雨なら雨で、ものすごい勢いで降ってくれているんなら逆に許せるwataruです。


それにしても、小学校とか中学校とかの小さい頃は雨が降っていても傘をささずに走って帰るのがかっこいいと思ってて、帰り道をよく走ってたけど、あれなんなん?


今考えると、雨に抗ってるからかっこいいとかは全く持って思わんし、そもそも自分の走り方キモかったらカエル化現象で1発アウトやん。

#世知辛い世の中になったもんだな

#カエル化現象の意味正直あんまりわかっていないです


ということで本日は「スペックにこだわってしまう日本人」というテーマでお話しをしていこうと思います。


これはキングコングの西野さんが最近出した著書「夢と金」でも紹介されているお話しで、僕たち日本人はハイスペックにこだわってしまい、結局のところオーバースペックに陥ってしまっているよ、というような趣旨のものです。


というのもこれは日本人の職人気質が関係しているのかとも思うんですが、僕たちは高い性能であることへの偏見というか、こだわりがとても強い故に、そこだけを追い求めてしまうような傾向が少し強いと思うんです。


例えば、僕はラップが好きなので「ラップスタア誕生」という番組を見ているのですが(最近はあんまり見れていないですが)、その中で審査員のA-wichさんが言っていた言葉がまさにそうで「みんなラップはめちゃくちゃ上手いし、スキルがあるのもわかるんだけど、なんか心に突き刺してくるような人がいない」というようなニュアンスの感想を言っていて、まさに今日のお題である日本人のオーバースペックの問題とリンクしているような気がしました。


言ってしまうと牛丼チェーン店と似たような感じで、”すき家””吉野家””松屋”別にどこにいっても間違いない美味しい牛丼を食べれるし、どの牛丼屋さんもレベルが高いんだけど、スペックで売っているからこそどこかが大勝ちをすることもなくて、圧倒的に選ばれるところも特に出てこないというような感じだと思う。


このような感じで、日本人はお客さんが求めてもいないスペックを追い求めてしまう傾向が少し強いと思っていて、この「ラップスタア誕生」の例ではアーティストでもその傾向に陥っているよというようなものでしたが、逆にそういうところを回避した例を紹介したいと思います。


これ多分以前にもどこかでお話しをしたと思うんですが、P&Gのお話しです。

(今探したら共感について話をしている記事に書いてあったので、リンクはここに貼っておきます。)

『数字を上げるためには共感が必要(2)』おはようございます。最近ジムを契約しまして、今日から契約開始となるのでとてもワクワクしているwataruです。バッキバキになれるように頑張っていこうと思います…

ameblo.jp


こっちの記事では共感を軸にして話しをしていますが、これはスペックの話でも全く同じようなことが言えると思っていて、P&Gのオムツ「マミーポコパンツ」がバカ売れした背景には、この日本のオーバースペックの問題が隠されていると思います。


というのも、日本のオムツ業界の各社はスペックを大事にしているので「吸水性がこ120%アップしました〜」とか「通気性がこれだけ凄いんですよ」みたいな機能性のところで他者よりも抜きに出ようと試行錯誤をし、商品の宣伝をしていましたが、P&GのCMは「赤ちゃんがただただぐっすり寝ている映像」これを流したんですね。


もちろんP&Gさんも他の各社に負けず劣らず「通気性」とか「吸水性」というスペックの部分には大きな自信を持っていたと思いますが、そんなことは正直オムツを買ってくれるような主婦さんの購買につながるような情報にはなっていなくて、「P&GのCMのようにうちの赤ちゃんもあんなにぐっすり寝てほしい」というような気持ちを誘発することが、彼らの売り上げアップに繋がったんだと思います。


このようにモノが爆発的に売れる時には、スペックではなく、感情を動かしているケースが結構あって、USJのCMでもこれと似たような「父親と娘さんがとびきりの笑顔でただただ楽しんでいる」を出していたりするんですね。


もちろん60点のものを90点に近づけるような作業は絶対に必要だし、そもそもスペックが低いと話の土台にも上がらないのでそこは絶対にやるべきだと思いますが、95点を96点にしようとか、97点に持っていくというようなところに力を注ぐんであれば、もっと他のものに力を注いだほうがヒットの確率は上がるかもしれないよ、というようなお話しでした。


ということで本日は「スペックにこだわってしまう日本人」というテーマでお話しをしてみました。

自分も個人的に色々な本を読んで学んでいく中で、西野さんの言っていることと似たような事例とか、これ同じケースじゃね?、みたいな知見がどんどん増えてきているなと思って、そこは一つ自分の成長を感じられた気がしました。笑

ではまた!




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?