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猫を預かってみて思った事・・・

伊豆の山奥で隠居生活を送っているペースケです。
前々から、犬か猫を飼ってみたいと、ずっと思っていました。
しかし、今一歩、踏み出せないで、グズグズと日々を過ごしてきました。

ペットは飼いたいけれど、一度飼うと、旅行にも行けないし、毎日、トイレや餌の世話をしなければならないし・・・自分の事だけで精一杯なのに、果たして、自分にペットの面倒がみられるのだろうか? いつも思いは、堂々めぐりです。

そんな折、Twitter で知り合ったKさんが、自分が長期出張の時、猫を預かってみないか・・・と半ば強引に、話を持ち掛けてきました。

今思うと、Kさん自身、これまで預かってもらっていた友人が地方に引っ越したり、自分が住んでいるアパートの契約が切れて、次に住む物件を探さないと行けないなど、差し迫った事情が、いろいろあったわけです。

正直言うと、最初は断るつもりでした。自信が無かったからです。
しかし、Kさんが、うちの近所に引っ越して来てしまったのです。
そもそも知り合った頃から、Kさんは、熱海か静岡県東部にJターンしたいと言っていました。
結果的に、優柔不断な性格が災い(幸い?)して、断るに断れない状況になってしまったわけです。

そして、ついに今月の中旬と下旬にそれぞれ1週間ほど、Kさんの愛猫を預かり、生活を共にする事になりました。

驚いたのは、トイレは完璧。爪研ぎは、こちらが用意した所定の場所でしかやらない。昼間、家を空けても、物を倒したり壊したり、一切しない。
とにかく、賢い猫で、ほとんど手が掛からないのです。
しかも、人懐っこくて、すぐにヘソ天になってモフモフをねだります。

Kさんも、そう言う猫だからこそ、猫を飼った事も無い自分のような人間に預ける気になったのだと思います。

こっちに移住してから、夜は21時には寝て、朝は5時過ぎに起きる生活をしているのですが、預かった猫は、夜行性にも関わらず、私の生活リズムに合わせるかのように、夜は全く、2階の寝室には上がって来ませんでした。

昼間も、自分が1階のリビングに降りて行った時だけ、身体をすり寄せて甘えてきます。どんだけ飼いやすい猫なんでしょう・・・。
ちなみに、1階のリビングと2階の部屋には階段があるだけで、猫が自由に行き来出来るようにしていたのに・・・です。

約2週間の猫との共同生活で、自分は、すっかり、その預かった猫に魅了されてしまいました。普通なら、よし、自信が付いたので、新しい猫を迎えよう・・・となるのかも知れません。
ところが、自分の場合は逆に、新たに猫を飼う気持ちが、すっかり消え失せてしまったのです。

それは何故か?
あまりにも手が掛からなさ過ぎて、これが他の猫だったら・・・と考えると恐ろしくて、とても他の猫を飼う気が無くなったのです。

他の猫を飼えば、きっと後悔する。Kさんの猫を、たまに預かる事で満足しよう!
今回の事を振り返ってみると、あまりにも運命的な展開でした。
まさしく、流れの中に身を任せた・・・という感じです。
Kさんの愛猫との出逢いは、自分の定めだったのでしょう・・・。

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