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糖質制限を始めると外食の楽しみが無くなる!

伊豆の山の中でセカンドライフを送っているペースケです。
私は、昨年の5月から糖質制限を始め、主食の白米やパン、麺類を食べなくなりました。
今年に入って、一時期、糖質制限をヤメたのですが、それでも以前に比べると、1日に摂る糖質の量は格段に少なくなりました。

「糖質制限の真実」という本にもある通り、糖質制限の有効性や安全性に関する第1級の科学的エビデンスが揃い、アメリカの糖尿病学会は、正式に糖質制限食を認めて、治療にも積極的に使うようになってきました。

だから、基本的に糖質制限は正しいし、中高年以上の現代人は、積極的に糖質制限を生活に取り入れた方が良いと思います。
但し、どれくらいの量に制限するかは、議論の分かれるところです。

スーパー糖質制限提唱者は、ケトン体体質になるには、1日の糖質摂取量50g いかに抑える事を推奨していますし、前出の「糖質制限の真実」では、1日70g から130g と緩い糖質制限を提唱しています。

私的には、万人に通用する糖質制限は、「ロカボ」と呼ばれる1日70g から130g の緩い糖質制限ではないかと考えています。
というのも、スーパー糖質制限提唱者が推奨するケトン体体質に関する確かなエビデンスがまだ無いからです。

ケトン体は、人間が飢餓状態になった時に生成され、糖質の代わりにエネルギーとして使われます。
だから、このエネルギー回路は、非常時用のものであって、どこかに無理が出ているのではないかと考えられますが、その根拠となる研究データはありません。

将来的には、ケトン体質が長寿や健康に有効というデータが出る可能性もありますが、それまでは安全を確保するためにも、緩いロカボを実行した方が良いと思うわけです。

さて、前置きが長くなりましたが、この「ロカボ」でも、1日多くて130g しか糖質を摂取しません。
白米をお茶碗1杯(約180g)食べると、糖質は40g を超えます。
食パンなら、6枚切りの1枚。麺だと、半人前で40g です。

つまり、主食だけで1日の糖質量を摂取してしまうわけですから、おかずの糖質量を考えれば、ほとんど主食は食べられない事になります。
そうすると、外食する場合、おかずのみという事になります。
これが丼物やカレーなんかだと、食べられるメニューが無くなります。

それにレストランや食堂で出されるメニューには、おかずや調味料にも糖質が多量に使われています。
砂糖を使わないと料理が美味くなくなるので、どうしても大量に使わざるを得ないのです。

こうして必然的に、糖質制限をしていると、外食が遠のいて行きます。
別に外食しなくても、自炊していれば生きていく上で問題は無いのですが、外食の楽しみが無くなる(減る)と、外出する事自体に意味が見出せなくなってしまいます。外食って、結構、外出のモチベーションになっていたりするものです。

まぁ、外食が減れば、食費を節約出来ますが、外出しなくなるのは、いろいろな意味で人生の楽しみを放棄してしまう事につながります。
別に散歩したり、旅行したりするのに外食は関係無いだろうと思うかもしれませんが、人間、外に出れば、買い食いもするし、訪ねた土地の名物や美味しい物を食べてみたいと考えるものです。

実は私も、糖質制限を始めてから、外出する機会がかなり減りました。
普段は、スーパーやコンビニに食材を買いに行くくらいです。
たまに山歩きしたり、映画を観に行ったりもしますが、以前は、その帰りにちょっとレストランに立ち寄ったりしていたのが、今は直行直帰です。

世の中に、もっと低糖質な食事の出来るレストランや食堂があれば・・・と思う今日この頃です。
糖質制限をしている皆さんは、いかがですか?
外出してますか?

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