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ドローンで我が家を空撮して貰ったのをキッカケに、山暮らしを再考してみたズラ〜!

4年前の4月に伊豆の山奥に移住して「Bライフ」を送っているペースケです。
(Bライフについては、グーグル先生に聞いてください!)
と言っても、別荘地の中古物件なので、電気・ガス・水道、それにネット環境は、整備されています。それで、自分は「Bダッシュライフ」と勝手に呼んでいます。
まぁ、市街地までクルマで20〜30分かかるので、食料の調達には、少々、不便を感じなくもありませんが、実は、近くにコンビニもあります。

現在、私は「民泊」をやっているのですが、先日泊まりに来たゲストが、趣味でドローンを持ち歩いていて、「ベランダから空撮したい」と言うのです。
せっかくだから、これまで一度も見たことが無い「我が家の外観」を撮ってもらう事になりました。
https://youtu.be/uzJVy3ya7w8 ← (自宅ベランダからの空撮)

そして、その写真を見て「すっごい山奥に住んでるんだなぁ・・・」と改めて思い、この3年半の間に感じた「山暮らし」について、考えてみました。

まず何と言っても、市街地と生活圏の間には「山道」という境界があるため、ある意味、世間とは「隔離」された暮らしをしています。
地域社会とのコミュニケーションが、ほとんどありません。
生活圏内に於いても、町内会が存在しないので、隣近所との付き合いは希薄です。

家から出ない限り、ほぼ「社会と断絶」した暮らしを送ることが出来ます。
逆に言えば、誰も、自分の事を気に掛けてくれません。
ケガや急病などの不測の事態に陥った時は、死を覚悟しなければなりませんね。
(電話して救急車を呼べば済むことですが、助けが来るまでに最低30分。病院までだと往復1時間は必須です。)

また、回りを樹木に囲まれているため、湿気が多く、年中、カビや腐食との闘いを強いられます。
我が家の場合は、押入れの中に電気除湿機を入れて、24時間365日、稼働させています。常に4台の除湿機が稼働していて、それだけで月に5千円近い電気代が飛んでいきます。

また、風呂場は、3ヶ月に1度、燻煙式のカビ取り剤でカビの予防をしています。
梅雨の時期などは、外壁にもカビが発生するので、カビ取り剤は欠かせません。
もちろん、洗濯物も、なかなか乾きません。シーツなら3日くらい、室内干しで乾かしています。

そして、これからの季節、暖房費が馬鹿になりません。
別荘地というのは、だいたい避暑地にありますから、基本、夏仕様になっていて、断熱が不十分です。とにかく冬は寒いです。9月末くらいから年を跨いで6月末くらいまでの約9ヶ月間、暖房が必要になります。

我が家では、リビングとゲストルーム、そして自室に、それぞれ石油ストーブを置いていますが、だいたい1週間で18ℓほどの石油を使います。
独り暮らしなので、ゲストが居ない時は、自室のみ暖房して、そこに閉じこもって暮らしています。(ゲストが来た時は、リビングも暖房します。)

その代わり、夏は比較的涼しいのですが、地球温暖化の影響で、最近は、エアコン無しでは辛いです。我が家でも、自室とゲストルームにはクーラーを設置しました。ただ、使うのは夏場に何回かある「猛暑日」くらいですが・・・。

あと、移動手段ですかね。
一応、私が暮らしている別荘地では、タウンバスが運行されていて、オーナーやその家族は、無料で利用する事が出来ます。但し、別荘地と市街地を1日2往復しかしてないので、かなり行動を制限されます。

だから実際は、自家用車や自家用バイクを使っている人がほとんどです。
高齢になったり、身体の自由が利かなくなったら、ちょっと心配ですね。
特に、独り暮らしの場合は、誰にも頼ることが出来ません。
こればかりは、成るようにしか成らないので、考えない事にしています。

・・・とまぁ、ネガティブな面にばかり、スポットを当ててみましたが、この「note」で何度も書いているように、私自身は、今の生活に十分満足しています。
これまで約40年を、首都圏を点々として暮らして来ましたが、正直な話、今の暮らしが一番、自分的には気に入っています。

実は、都会に出る以前は、今よりもさらに田舎に住んでいました。
そこは、自然豊かな土地なのですが、地域社会の繋がりが濃くて、自分としては、すごく息苦しい毎日でした。当時は、一日も早く都会に出たくて仕方無かったのです。人間って、つくづく、不思議な生き物ですね・・・。

山肌にへばりつくように建てられた我が家を見ると、とても愛おしく感じられます。あと何年、ここに住めるかわかりませんが、住める限りは、ここで暮らしたいと思っています。出来れば、ここで人生を全うしたいものです・・・。

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