サーシャ・バイン ダイアナ・ヤストレムスカとコーチ契約

 サーシャ・バインは、クリスティナ・ムラデノビッチとのコーチ契約解消後すぐに、世界ランク22位のダイアナ・ヤストレムスカのチームに所属することを公式に発表した。

 バインは、これまでに23回のグランドスラムタイトルを獲得したセリナ・ウィリアムスのヒッティングパートナーを8年間務め、全豪のタイトルを2度獲得しているビクトリア・アザレンカのヒッティング・パートナーの経歴を持つ。

 さらに、バインは、2017年のオフシーズンから13カ月の期間において大坂なおみのコーチを務めた。その期間に大坂なおみは、グランドスラムを2度制し、世界ランキングもトップに登りつめた。2018年にバインはWTA最優秀コーチ賞を獲得した。しかし、大坂なおみの全豪優勝直後に大坂なおみサイドからの要求によりコーチ契約は解消された。

 その後、バインは、2019年4月にクリスティナ・ムラデノビッチとコーチ契約を結んだが、今度は、バイン側から契約を解消した。

「彼とは楽しんでやってこれたし、いいかたちで勝てた試合もあったわ。本当にテニスの調子が戻ってきたし、彼と一緒にもっと成果を出すことができたと思う。だけど私には彼の意思を変えることはできないから。」とムラデノビッチは言った。

 10月にOlivier Jeunehomme氏とコーチ契約を解消した19歳のダイアナ・ヤストレムスカは、バインがムラデノビッチと決別してから数日後にバインとのコーチ契約をソーシャルメディアを通じて発表した。トップ20目前のヤストレムスカは、WTAツアー期待の新人の1人である。

 今シーズンのヤストレムスカは、フア ヒンとストラスブールでの大会でタイトルを獲得し、ウィンブルドンでは、グランドスラム大会初の4回戦進出を果たした。2018年に60位だった世界ランクを現在の22位にまで押し上げた。

#テニス #コーチ契約

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