厳選とか言っちゃってるけどバリバリに素人なんだが大丈夫か。
まあいい。

さて、普段は暗い自分語りばかりの僕ですが実はお笑いが大好きなんです。小六の頃にNONSTYLEの漫才動画を見てからそのお笑い愛は止まることを知らな…まあそれは言い過ぎですけど結構普通の人よりは詳しい自信があるんです。
なので、そんな僕が「怖いコント」をご紹介します❗️
怖いコントって調べたら結構出てくるし重複してるのもあるかもしれませんが、気になるものあれば是非是非見にいってみてください。
できるだけ公式で動画あるものを選びます。

1,あばれる君「妻へのプレゼント」

　五分半
妻へのプレゼントを熱心に選ぶ男。
服、帽子を選んでいたがサイズが分からない。
そこで男は…。

あばれる君の独特な言葉選びや高い演技力の一人芝居が笑いを誘う良質なピンネタ。構成もいい感じに引き込まれるようになってます。なので、完全に油断してしまうんですよね。まさかのオチに絶句です。いつもの全力だけど空回ってしまうバイトや、しょうもないことに一生懸命な小学生…普段演じる役とのギャップが大きいです。

2.ダンボくん

　四分半
教育番組のような雰囲気で、お兄さんとダンボくんというキャラクターが出てくる。ダンボくんの様子がどこかおかしい。

これは公式の動画がなく、出どころの分からない動画しかないのですが外せないと思い載せました。千原兄弟と、あの「世界のナベアツ」こと渡辺鐘さんの三人で構成されたコントです。短いし、じわじわ分かってくるタイプじゃなくて最初から怪しい雰囲気が漂ってます。脳が理解できないまま展開が続いて終わっていく、置いてけぼりスタイル。解説や考察を見る面白さもありますね。個人的に千原ジュニアさんが鉄砲でボタンをポチポチやってるのが好きです。

3.サツマカワRPG「練習」

　三分半
「ごめんね急に呼び出して、夜景が綺麗だね」一人二役で彼女へのプロポーズを練習する男。果たして彼のプロポーズは成功するのか

残り一分とかからの畳み掛けがエグいです。サツマカワさんはネタを通して全くテンションを変えないボケが多いのですが、それ故にゆっくり違和感を感じでｿﾞﾜｱじゃなくて「ん？ん？待って？ちょっと待って！」ってなるんですよ。普通のコントは、変な車が豪速で通り過ぎて「なんだあれ」ってなってからもう一度変な車がゆっくり戻ってきて「こんな車だったのか、変な車だな」って分かるんです。サツマカワさんは1回目で法定速度守って堂々と変な車で通り過ぎていく感じ。戻ってきてくれないのでこっちが「待って？どういうこと？！」って追いかけないといけないんです。
こちら側に追わせる魅力があるんです。惹かれるというよりも全速力で追いかけさせるような魅力が。

4.ラーメンズ「採集」

　25分
東京から帰省して久々に学生時代の友人、ジャック（片桐仁）と楽しい時間を過ごすプリマ（小林賢太郎）。学生時代のクラスのマドンナを迎えにジャックが席を外している間に、プリマはあるものを見つける。

長い。長いけど、全部見終えた後の満足感は半端ないです。しかも割としっかり話聞かないと一回じゃ伏線全てを理解するのは難しいでしょうな。何回も見るたびに発見があります。
二人の会話の自然なやり取りとか、ラーメンズ特有のちょいズレなボケがシュール。シンプルな衣装と小道具無しの舞台に見えてくる見えてくる飛び箱とマット、アルコールランプにフラスコ…。これは一人でどんどん入っちゃいけない所に入っていってしまう感じ。ジャックが行ってしまってから後半ずっとプリマの一人芝居なんだけど、「あれ？」という違和感がセリフの中に自然に紛れ込んでくる感じが気持ち悪くて「ﾜｱｱｱ」ってなります。

4.ラーメンズ「小説家らしき存在」

　13分半
人気作家「つねいつぐと」の原稿を待つ編集担当。どうしても眠くなってしまう担当は、「つねいつぐと」から眠気覚ましにと不思議な話を聞く。

このコントを「怖いコント」に入れることがネタバレでナンセンスだなと思うけどおすすめだから入れます。裏切りがすごいです。
大丈夫だよね…？あっなんだ〜。え…？あっ、良かった〜ん？
っていう安心と疑心が交互に来る感じ、静かなジェットコースターとでも言い表せばいいのでしょうか。
ラーメンズは全部不安になるエンドというか、その先を全く予想させない終わり方が怖ければより恐怖を煽るし、逆に拍子抜けする明るくて面白い終わりになったりするんです。

5インパルス「貸したもの返せよ」

七分半
公式動画ありませんでした。
堤下さんが板倉さんに貸していた沢山のものを返してもらう話。
癖のある返し方をしてくる板倉さん、アレを返すことに対して二人は言い合いになり…

伏線はいくつかあるんですけど、これも後半の畳み掛けがすごいタイプです。無理やりホラーにしたと言われてもなんだか頷いてしまいます。これはジェットコースターで言うといきなり崖です。
インパルスは悪魔祓いとか自殺サークルとか、結構怖いテーマが多いイメージがあります。国と国の間にいる兵士とか…。でもその中で、たまに不謹慎なところもありながら面白く仕上げているのがすごいですよね。シュールというか、一般人が極限までとぼけてるようなボケ方が良いです。板倉さんは真顔でごく自然にカマしてくるし、堤下さんの至極真っ当なゴリゴリに強いツッコミもボケと釣り合いが取れててバランス取れてるなと。だって当たり前のような顔ででとんでもないこと言ってるんですから、あれくらい怒るのが自然ですよね。たまに板倉さんのボケに乗っちゃうところが好きです。

番外編　

あらすじだけ。
○バナナマン
「ルスデン」
飲み会から帰ってきたら、友人から大量の留守電が。
一つ一つ聞いているうちに、留守電の様子が…？

pumpkin、clever hostageも有名どころですよね。
pumpkinは、設楽さん「カボチャ一個分だけ、俺に何をくれるの？」って感じのお話しです。
clever hostageは間抜けな強盗と賢い人質の話。
僕はboxなんかも好きです。
気がついたら白い部屋にいた。考察的にはルート、分岐が未来を左右していく話です。
バナナマンは知らないうちに話がすり替わったり、あらぬ方向へと進んでいく感じがたまらないですよね。
あ、二重思考人間の話とかも好きです。止まりませんね、また今度。
公式動画は出ていないので、お近くのDVDショップへ！

なんかいいな、キャッチコピーつけるの楽しいな。

○ラーメンズ「ゴトーを待ちながら」
またまたラーメンズ。これは登場人物のキャラがわかりやすくて漫画読んでる気分になりました。おとぼけな片桐さんと真面目に突っ込む小林さん（役名忘れましたすみません）というラーメンズの基本的な構図。これもまた、ホラーに入れたらネタバレになるのかな…。これこそ考察で変わりますね。セリフと共に、二人の動きから物語を読むので色々な見方ができます。