(2)インナーチャイルドについて思うこと。

インナーチャイルドは誰のなかにもいる

男性でも女性でも、公務員でも〇〇屋さんでも、社長さんでもアルバイト生でも。インナーチャイルドは誰のなかにもいます。あ、いると思います。

たぶんおそらく『普通の人』は電車の中やお店の中、勤務時間中や授業中に『だらしない』態度をとるようなことはしないと思います。そして、そういう公共の場面で感情全開でわぁわぁ泣き続けたり、あまりしないと思います。なので、『普通の人』のインナーチャイルドに日常生活で触れること、出会うことはあんまりないかもしれません。

わかりにくい例えになるかもしれないけれど、そしていきなりの例がこれですかと思われるかもしれないけれど、『お酒を飲んだら人が変わる』人がいます。豹変するのです。『憑依』と見えなくもないです。わかりやすく暴れる人、手を出す人、怒鳴り散らす人、などもいれば、普段は全然そんなことないのに酔った時だけ店員さんに偉そうにする、周りの人を見下すような発言をするといったふうに豹変する人もいます。単に『酒癖が悪い』ではすまされないレベルです。

「お酒の席のことだから」、とか、「ほんとはいい人なんだけどね」とか、そうやって周りの人が言ってるのをよく聞きます。でも、私はちょっとちがうと思っています。

普段は『抑えて』いるのです。抑圧しているのです。そんな自分が出てこないように、出てこないように。押さえつける力が強くなればなるほど、お酒の席での豹変ぶりが加速します。私はこれも隠れたインナーチャイルドだと思っています。

とはいえお酒の席で周りのひとが手を付けられないほどの状態になっている人に何かを言ったところで、まず聴いてくれることはないでしょう。

一見すると『普通の人』の、いやむしろ『いい人』かもしれない。そのなかにいる、

「私ずっとここにいるんだけど!?」

「いつになったら気づいてもらえるの?!」

っていうインナーチャイルドの主張が、周りの人が手を付けられない状況を生むことがある。ということです。

ではインナーチャイルドは暴力的な存在なのか?

それは違います。断固として、違います。インナーチャイルドの名誉のために言いますが、違います。

いきなり変わった切り口から書きましたが、少しずつすすめます。

*お酒の席での話を例にあげましたが、アルコール中毒と診断されている、いないにかかわらずこういうことがあります。私の父もこうでした。身近にこういうタイプの人がいて辛い思いをされている方もいらっしゃると思います。またご自身でなんとかしたいと思われている方もいらっしゃるかもしれません。インナーチャイルドと繋げて考えてくれるな、というひともいらっしゃるかもしれません。私は専門家ではありません。それでも、その可能性はあると思っています。もしもつらい思いをされている方がいたら。お酒が楽しく心をほぐして、人との心の距離を縮める素敵なものになりますようにと願います。

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