Hiromi Hakuta

おっさんになっても老いに対抗して走り続ける北海道・十勝の元長距離選手。(いちおう)元出…

Hiromi Hakuta

おっさんになっても老いに対抗して走り続ける北海道・十勝の元長距離選手。(いちおう)元出雲駅伝・全日本大学駅伝出場ランナー。マラソンベストは2時間37分33秒。地元の中学生や高校生の「駆け出し」指導者として頑張っています。

最近の記事

フードバレーとかちハーフマラソンを終えて

 今シーズンの一番の目標とするレース「フードバレーとかちハーフマラソン」を終えて約1か月。条件に恵まれたことは言わずもがなで、全体的にタイムが良かったレースだった。たった1秒だけれども社会人ベストを更新できたこのレース。決して走行距離が多くない僕がどのようにここに向けて練習を組んできたか、自分の備忘録も兼ねて紹介してみたい。  ちなみにハーフマラソンまでの3ヶ月間の走行距離は  8月:237km 9月:186km 10月:303km  自慢することではないが、おそらく今回のレ

    • 「農芸公園を走ろう!1時間リレーマラソンinしかおい」の参加者を募集しています!(10/1〆)

       20年くらい前には鹿追町では、町内の大人や子ども、十勝管内のたくさんの人が参加する有名な駅伝大会があり、マラソン大会もあったようです。その後、大会は無くなってしまい、少し小さな規模のマラソン大会は復活しました。  日本で最も競技人口が多いスポーツはランニングとも言われるほど、市民ランナーが多い日本ですが、学校でのマラソン大会も無いところが多く、子どもたちがマラソンに取り組む機会はすっかり無くなってしまいました。  私もそうでしたが、短距離は全くダメでしたが、マラソンだけは得

      • シーズン3・4戦目に向けて

         シーズン1・2戦目は何だか消化不良的なレースになってしまったが、いつも一人で練習しているため、ここはひとつ「集団で良いスピード練習ができた」と割り切ることも大事。スピード練習と考えるのであれば、翌日の練習をどのような流れで持っていくかも大事になってくる。 セット練のススメ  近年は年齢的にもポイント練習を行った翌日の疲労が大きいこともあるのだが、ポイント練習は2日セットで考えてきたのがこれまでの基本。2日セットに最後ロングjogを加えて3日セットにすることも、休日の関係

        • 念願のスパイク購入!!

          ほぼ高校生以来のスパイク  ここ数年欲しいものがあった。それは「スパイク」である。僕は高校時代から故障が多く、少し大げさだが1年のうち半分くらいしか練習できていないんじゃないかというくらいだった。高校から大学に7年間悩まされ続けたのがシンスプリント。大学ではハーフマラソンや10000m、そして何よりも駅伝に主眼を置いていたため、そして、故障のリスクを極力排除していくために、ほぼ全くといってよいほどスパイクを履かなくなった。  スパイクを履くといえば5000mで記録を狙いに行

        フードバレーとかちハーフマラソンを終えて

          徐々にタイムが落ちていくシーズン初戦

          まずは結果から 春のシーズンは久しぶりに4戦全線に出場することができた。競技役員で周回記録員を行うことがほとんどの僕は5000mに出場するとなると、そこそこ周りに迷惑をかけることになるので、少し控えながらの出場も考えるのだが、1500mと5000mの出場を使い分けつつ、なんとか出場することができた。ときにはウォーミングアップを早めに済ませ、中学生の3000mの周回記録員をしてから、ほぼそのままスタートに直行することもあったが。。  とりあえず結果の方から先に紹介すると、、、

          徐々にタイムが落ちていくシーズン初戦

          厚底シューズ問題に直面

          シューズの歴史&うんちく  陸上競技の選手や市民ランナーでなくとも、世間をにぎわせた厚底シューズのことは少しは知っているのではないかと思う。ここ数年、駅伝やマラソンを見ていると、ほとんどの選手の足元が同じ色で同じシューズということが見られた。  僕が中学生~高校生の頃は「本気ならアシックス」という言葉があったように、マラソンシューズの王道はアシックスだった。今でこそ僕は全くはかないが、中学生~高校生にかけては、練習用のシューズはアシックスの「ターサー」を履いて、ジョグなどの

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          シーズン初戦の前日に、、、

          ⑥いよいよスピード練習へ  これまでの冬季練習はおおむね順調に進んできて、これまで嫌いでなかなか継続して取り組むことができなかった補強(筋トレ)にも1月から週に3回程度の頻度で行うことができた。  僕の住んでいる北海道・十勝地方では4月下旬から記録会が4回続いていくのであるが、その初戦(長距離記録会)を4/17に迎えるにあたって、さすがにこの状態では心もとない。全くと言っていいほど「スピード練習」ができていない。  5000mを走る脚づくりは充分にできている、高校生に比べれ

          シーズン初戦の前日に、、、

          シーズン序盤戦を振り返って③

          ⑤もう一つどうしてもやりたかった練習  30km走のほかにもうひとつシーズンに入る前にやりたかった練習がある  12000mペース走(LT走的)である  地元・十勝の高校生の強化コーチを数年務めていて、冬季練習を見ることが僕は特に多い。これまでは月に1~2回の頻度で冬季に強化練習会を行っていたのだが、コロナの影響を受けて2019-2020の後半、2020-2021は全く行うことができなかった。  2019-2020の冬季練習シーズンは、5000mで14分台を出しそうな選手が

          シーズン序盤戦を振り返って③

          シーズン序盤戦を振り返って②

          ②冬季トレーニングからのシーズン移行期  冬期間のトレーニングからシーズンに移行していく時には、基本的にはスピードを上げて、距離を落としていき、レースに近い動きに徐々に近づけていくことが必要になってくる。  走り込みの総仕上げとして、30km走を行いたいのだけれども、ただ単に30kmを走るだけでは、それまでのトレーニングと何ら変わらないので、フルマラソンをイメージしての練習としたい(今年の春はフルマラソンの予定はなかったのだけれども)。  この30km走にはシーズンの競技に

          シーズン序盤戦を振り返って②

          シーズン序盤戦を振り返って

           ロードレースの開催が見込めない中、久しぶりに春のトラックレース4連戦にフル出場。それまでの練習などについてちょっと振り返ってみようと思います。フルマラソンやハーフマラソンのためのスピード強化、ロードレースの開催がなかなか無い中でトラックレース参加を目指している市民ランナーに参考にしていただける部分もあるんじゃないかなと思います。 ①冬期トレーニング  これは高校時代から変わらないのであるが、基本的に冬季トレーニングは、北海道であっても「外でしっかりと長い距離を踏む」とい

          シーズン序盤戦を振り返って