【西成】ナカジマ酒店という店

新今宮を中心に劇的なアップデートを繰り返し、多くの注目を集める
誰もが一度は聞いたことのある西成釜ヶ崎

歴史と文化から色んな言われた方をよくする、その地で約100年に渡って酒屋を営む酒屋「ナカジマ酒店」

ちなみによく観光客の方が行ってみたいと言う西成は、三角公園近くでホルモンの「やまき」や中華系カラオケ喫茶が軒を連ねる所で
山王という場所は住宅が多い場所です(飛田新地もあります)

大正や西成での飲み歩きが好きな仲の良かった女性にはじめて連れて行ったもらったのがきっかけで、隣接する角打ちに初めて行った5年ほど前から会社帰りにふらっと寄って飲んでいます
(現在はコロナの影響で不定期営業から一時閉店されています)
今となっては感謝している紹介してくれた女性がなかなか曲者なので、また彼女のことも書きたいなと思います

僕がはじめて行った当時店主のナカジマさんが角打ちのマスターとしては
35歳と若いこと、他の西成店舗にはない「ほっといてくれる」感、ナカジマさんの生和なキャラクター、飲みつぶれたおじいちゃんを車で送るお人好し感などに好感を覚えてすごく惹かれました

私が訪れた最初の頃は「角打ち」の営業が朝と夕方で、その間に店主のナカジマさんは西成やあべのを中心にお酒の配達をしており
お店の切り盛りを全て一人でやっていて、毎日睡眠不足のようでした

提供される料理は缶詰や乾き物でよくある「角打ち」テイスト
お客さんは亡くなられた先代のお父さんとお母さんを知る常連さんで
よくも悪くも高齢者を中心とした西成っぽいお店

その後小学生の同級生クワハラさんが「角打ち」の店長となり、営業時間の変更、料理の改善、全面禁煙化(西成では珍しい)などを経て
少しづつ客層も変わり、今ではママ友同士の憩いの場となってたり、小さなお子さんとお母さんが一緒におでんを食べたりしているお店に変わりました
もちろん高齢者の方もおられますが比較的大人しい感じの方が多く、怒号や罵声などは聞いたことがありません

そういう雑多な感じも嫌いではありませんが
ご近所のママさんや周辺住民の常連さんと会えば、ごあいさつしてくれる
そんな温かみがある地域とそれを守ろうとしてるナカジマ酒店さんがずっと大好きです

インバウンドは期待薄ですが新今宮を中心とした盛り上がりで
これからたくさん若年層の方も来るようなお店になるかもしれません

ECサイトや地域内でのイベントや映画鑑賞会など新しいことにチャレンジしていますが、コロナの影響は大きく日々模索しているようです

ちなみに私は西成区民ではなく「小さくてもキラリと光るまち」でおなじみの藤井寺市民です

どこが光っているのかそろそろ教えてほしいと思いながら
またコロナが落ち着いたらゆっくり飲みに行こうと思います



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