天休ひさし

作曲家です。 日々思いついたことをテキトーに書きます。

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最近の記事

About "About Emotional Hesitation in Adding Sugar and Milk"

1.On the surface, the theme is "a girl who spends Christmas alone.The lyrics are about a girl who is shy about love. She has no boyfriend and can only post pictures of herself alone on social networking sites. She is exchanging lines with

    • 「砂糖とミルクを入れる際の情動的な躊躇いについて」について

      1.表面上のテーマは「クリぼっちな女の子」歌詞は恋愛に奥手な女の子が主人公です。 彼氏がいないのでSNSにはひとりのきりの写真しか上げられません。 想いを寄せている男子と0時過ぎてもラインのやり取りはしているけど、なかなか進展しません。 相手の返信を待ちながら、ダラダラとスマホをいじり、眠れない夜を過ごしています。 2番では、相手の好みに合わせようと奮闘する主人公の姿が描かれています。 趣味じゃないけど、相手が好きそうな口紅を買ってはみたものの、結局洗面台の周りに転がって

      • ビジュアルアーツKey「LUNARiA -Virtualized Moonchild-」サントラ小話まとめ

        こんにちは。 作曲家の天休です。 この度ビジュアルアーツKey最新作「LUNARiA -Virtualized Moonchild-」に音楽でガッツリ携わらせていただきましたー!!! 買ってね!!!!!! というわけで、今回はルナリアの中で制作させていただいた曲についての小話を曲ごとに紹介させていただきたいと思います。 当たり前ですが、僕が作った曲の小話のみです。 ぜひサントラ(初回限定盤・豪華限定版のみ付属)を聴きながらお読みいただけると幸いです。 ※ネタバレはあ

        • 【フリーランス、40歳の壁問題】4月に読んでよかった本

          こんにちは。 作曲家の天休です。 今日は「4月に読んでよかった本」というテーマでお話させていただきたいと思います。 僕はフリーランスで生きていくために必要なのは読書だと思っています。 フリーランスで働いていると人と接する機会が少なかったり、他人から指示されて仕事をすることが少なくなったりします。 そうなると、現状に甘えてしまい「まぁこのままでも良いかなぁ」と思い、成長が止まってしまいがちです。 そこで、自分の価値観を常にアップデートしていく必要があります。 その価

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          コスパ良くDTMを始めよう!

          こんにちは。 作曲家の天休です。 今回は「コスパよくDTMを始めよう!」というテーマで、DTMを始めるために最低限必要な機材についてお話させていただければと思います。 それぞれベストな答えは違うと思いますが、今回は初心者の方が最低限必要な機材についてお話させていただきます。 それでは早速見ていきましょう。 0.まずはじめにDTMとはデスクトップミュージックの略で、パソコンで音楽を作ることを指します。 DTMを学ぶと、楽器が弾けなくても音楽を作ることができるのです!

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          【アマとプロを分ける!?】コード進行のブラシュアップ術

          こんにちは。 作曲家の天休です。 本日は「コード進行のブラシュアップ術」というテーマでお話させていただきたいと思います。 作曲を勉強している方が、おそらく一番最初に覚えるのはコード進行のパターンだと思います。 やはり王道のコード進行というのは決まっており、そのコード進行でいくつもの名曲が作り出されてきました。 しかし、ただ覚えたコード進行を使うだけでは、なかなかクリエイティブになりません。 特に、使い古されたコード進行は聴きなじみは良いですが、下手すると何も新しさが

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          YouTube毎日投稿を1か月続けて分かったこと

          こんにちは。 作曲家の天休です。 本日は「YouTube毎日投稿を1か月続けて分かったこと」というテーマでお話させていただきたいと思います。 おとといの「ニュース音楽の作り方」という動画で、YouTubeの毎日動画1か月を達成しました! いつもご覧いただき本当にありがとうございます! 1か月前は160人程度だったチャンネル登録者数も930人という多くの方々にご覧いただけて嬉しい限りです。 1か月前の自分には想像できませんでした。 いつも動画を見てくださり、コメント

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          【作曲家必見!】僕が使っているピアノ音源徹底比較!

          こんにちは。 作曲家の天休です。 今日は「僕が使っているピアノ音源徹底比較」というテーマでお話させていただきたいと思います。 以前、「作曲家を目指すなら持っておきたい音源4選」という動画の中で、ピアノ音源についても触れさせていただきました。 もしまだご覧になっていない方は、そちらもご覧いただけると嬉しいです。 ピアノ音源もいろんな会社から数多く出ています。 僕も今までかなりのピアノ音源を買ってきました。 そして今、僕は「Ivory II」と「Production

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          ニュース系の音楽の作り方

          こんにちは。 作曲家の天休です。 今日は「ニュース系の音楽の作り方」というテーマでお話させていただきたいと思います。 僕は何年か前からAudiostockという音楽ストックサービスに曲を登録しています。 実は、その中で売り上げ上位なのが、このニュース系のBGMなのです。 なんかちょっと意外ですよね? ニュース系の音楽は、ニッチなジャンルですが、隠れた需要があるようなのです。 しかし、ニュース系の音楽は、作り方が劇伴やサウンドトラックと根本的に全く違います。 とい

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          いま、僕が注目している作曲家やアーティストについて

          こんにちは。 作曲家の天休です。 今回は「いま、僕が個人的に注目している作曲家やアーティストについて」というテーマでお話しさせていただきたいと思います。 ちょっと昨日の動画が濃いお話になってしまったので、今日は雑談のような感じでお話させていただければと思います。 やはり、音楽をするうえで重要なのは、音楽の幅を広げることだと思っています。 たとえ、1っつのジャンルの曲しか書かなかったとしても、新しい刺激を受けることで、新しいアイデアがわくことも多いです。 そんなわけで

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          評価経済社会における音楽ビジネス論【これから、音楽でどう生きる?】

          こんにちは。 作曲家の天休です。 今日はちょっとお硬い話をさせていただこうかと思います。 今日のテーマは「評価経済社会における音楽ビジネス論」です。 評価経済社会とは、岡田斗司夫さんが1998年に提唱した貨幣経済社会の次の時代の社会システムのことです。 いま、まさに僕たちは次の時代へと踏み入れようとしています。 そんな激動の時代に、社会はどうなっていくのか、音楽はどうなっていくのか、今自分が考えていることをまとめさせていただきたいと思います。 ぶっちゃけ自分もそこ

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          【初級者から上級者まで!】オススメの音楽理論書

          こんにちは。 作曲家の天休です。 今日は「オススメの音楽理論書」というテーマでお話させていただきたいと思います。 以前、質問箱の方で「オススメの音楽理論書を教えてください」というご質問をいただきました。 ありがとうございます。 確かに、僕は音楽理論系の本が大好きで、かなりの量を読んできました。 しかし、はじめに言っておきたいのですが、僕は、作曲は本だけじゃ学べないと思っています。 一番重要なのは、その音楽を演奏することです。 バンドでも、オーケストラでも、ヒップ

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          僕の使っているストリングス音源を徹底比較!

          こんにちは。 作曲家の天休です。 今日は「僕の使っているストリングス音源を徹底比較」というテーマでお話させていただきたいと思います。 以前YouTubeの「作曲を目指すなら持っておきたい音源4選」という動画の中でストリングス音源についても軽くご紹介させていただきました。 もしご覧になっていらっしゃらない場合は、ぜひ見てみてください! この動画の中で、EAST WESTの「QUANTUM LEAP SYNPHONIC ORCHESTRA」をオススメしています。 が、実

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          【作曲技法上級編】ブルーノートとレッドノート

          こんにちは。 作曲家の天休です。 今日は「ブルーノートとレッドノート」についてお話させていただきたいと思います。 ブルーノートは有名かもしれませんが、レッドノートは初めて聴く方も多いかも知れません。 レッドノートは寺内克久さんの不定調性論という理論の中に登場する概念です。 簡単に言うと、ブルーノートと真逆の音です。 ブルーノートについては、いろんなところで取り上げられていると思いますが、このレッドノートについて体系的に取り上げられることは少ないと思います。 今回は

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          切なさを表現する作曲テクニック

          こんにちは。 作曲家の天休です。 今日は「切なさを表現する作曲テクニック」というテーマでお話させていただきたいと思います。 サウンドトラックの音楽制作をしていると、心情を表す様々なテクニックが必要になります。 嬉しさ、楽しさ、哀しさ、切なさ、怖さ、面白さ……などなど。 そういった感情を音楽で表現することは、劇伴作曲家の重要なテクニックのひとつです。 もちろん、その映像を見て、内から湧き上がるものをそのまま音楽にできればいいのですが、何曲も作らないといけない状況になる

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          【知らないとマズい!?】突破効果の和音について

          こんにちは。 作曲家の天休です。 今日は「突破効果の和音」についてお話しさせていただきたいと思います。 突破効果の和音というのは、聴きなじみのない方も多いかも知れません。 というか、多分一般的な用語ではありません。 ただ、昔、池辺晋一郎さんが何かのコラムで、この和音のことを「突破効果の和音」と呼んでいたので、それ以来僕も「突破効果の和音」と呼んでいます。 これはクラシック音楽から劇伴音楽まで幅広く使われるのにもかかわらず、取り上げられることが少ないと思います。 な

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