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【鏡】

「人を信頼しなさい。

そうすれば人はあなたに正直になるだろう。

素晴らしい人物として接しなさい。

そうすれば素晴らしさを示してくれるだろう。」




これは、アメリカの思想家で

哲学者 エマーソンの言葉です。




一言で言うと、

”人間関係はまずは自分から”

ということで、




相手にしてほしいことや

示してほしいことがあるのなら、




まずは自分の行動や姿勢から

変えなければならないということですね。




おさしづに、




「鏡やしき、鏡ならどういう事も

こういう事も、皆映る。

善き事悪しき事映るであろ。」




と、あります。

また、みかぐらうたに、




「みな世界の胸の内

鏡の如くに映るなり」




というお歌がありますように、

起こる事も出会う人も

自分の姿や過去にしてきたことが

投影され、現れているということですね。




また、

「みな世界の胸の内

鏡の如くに映るなり」

の手振りが、




自分の正面と背中に鏡を置いて

合わせ鏡をしているような形から、

自分の背中という、自分には見えない部分、

自分では気づいていないところ、

自分自身の知らない面を

目の前の相手に映していると

教えていただきます。




鏡を使わなければ自分の全体を

確認できないように、

目の前の人を通してしか気づけない

自分の面があるということですね。




また、

汚れている顔を鏡に映すと、

鏡に映った顔も汚れている。

そこで、いくら鏡を拭いたとしても

汚れは取れない。




汚れを取るには、

自分の顔を拭かなきゃならない。




人を変えようとする行為は、

鏡の方を必死に拭いて

「なんで汚れ取れへんねん!」

と言っているようなもの。




というお話も聞かせていただきます。




「なんでこの人は…」

「もっとこうしてほしいのに…」




と、思ってしまうことは、

実は知らないだけで

自分にもそういうところがあり、

そこを映されているにすぎないんですね。




映る世界。目の前の現状を変えたいなら、

まず自分が変わることが大切で、

自分が変わらなければ世界は変わらないことを

学ばせていただきました。




感情的になったときは一旦冷静になり、

自分もこういう面があるかもしれないと

自分に矢印を向けて心を入れ替えていきたいですね。

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