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[このゆびとまってくれ!]パラダイムトリガー環境パチリスドンカラス

こんにちは、かなぐりすておです。
スターバース発売以降、私がひそかに考察していた[パチリスドンカラス]について、ある程度理論がまとまったのと、パラダイムトリガー環境は歴代でもトップクラスに[パチリス]を強く使えるタイミングだと思うので、noteを書かせて頂きます。

セジュンになろう!

■パチリスドンカラスとは

基本的には[ドンカラスV]の特性によって大量のポケモンのどうぐを場に出し、[パチリス][からくりサンダー]の火力を伸ばして、相手のポケモンを一撃で倒していくデッキになります。

キャプチャ

大量のポケモンのどうぐ、それを持たせるためのベンチポケモン、その要求はあまりにも高く、また雪道やダメカンばらまきといった明確な弱点も存在します。

ですが、単純に考えれば2エネ青天井なので、理想的な動きができれば最強のような気もします。

このデッキを回すために必要な要素を下に記します。

1.ベンチポケモンを大量に展開する方法
2.ポケモンの道具を大量に集める方法

これらの条件を達成する上で革命的なカードが登場しました。[森の封印石]です。
[ヤレユータンV]のおとりよせから、森の封印石でバトルVIPパスまでつなげることができます。これにより2ターン目[パチリス][からくりサンダー]でVをワンパンしやすくなりました。

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1ターン目にどれだけこの動きをできるかが、構築の鍵になりそうです。

■デッキリスト

パラダイムトリガーパチ

【デッキコード】8xD8c8-IVvOL1-aDJ8cJ

からくりサンダーのダメージ計算について

からくりサンダーのダメージ計算は少し複雑かもしれません、メジャーなHPラインの要求をまとめておきます。

雷無 からくりサンダー 30×
自分の場のポケモンについている「ポケモンのどうぐ」の数✕30ダメージ。

210=ポケモンのどうぐ6枚+こだわりベルト
[ドンカラスV]なしで出せる限界の火力です。

240=ポケモンのどうぐ7枚+こだわりベルト
         or(ポケモンのどうぐ8枚)

先行2ターン目にポケモンVを倒すための要求です。[ドンカラスV]が一枚必要になります。

300=ポケモンのどうぐ9枚+こだわりベルト
HP280のポケモンVSTARをワンパンするための要求になります。また、[ドンカラスV]一枚で出せる最大火力になります。

330=ポケモンのどうぐ10枚+こだわりベルト
  or(ポケモンのどうぐ11枚)

ドンカラスVが2体必要になります。主に、[ミュウVMAX]や[ジュラルドンVMAX]ポケモンVMAXをワンパンするための要求です。

[アイアンローリング]後の[ヌメルゴンVSTAR]をワンパンするためにこれ以上の要求が必要になることもあります。常にデッキ内のどうぐの枚数は把握しておきましょう。

■採用カードの理由

ポケモン

パチリス 3枚

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       (背景の場所はDPtのポケモンやしきですね。)
このデッキのコンセプトそのものです。
基本的には2ターン目にからくりサンダーを打ちたいので1ターン目から場に出してエネルギーを貼っていきたいところです。
初期はデッキに4枚採用していましたが、サブアタッカー[ロトムV]の採用により3枚に減らしました。
雷タイプなので[スピード雷エネルギー]に対応しており、シェア率の高いルギアやパルキアに対して弱点をつくことができます。
[こだわりベルト]や[学習装置]を持たせることが多いです。

ヤレユータンV 3枚

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[森の封印石]の影響でパチリスデッキのエンジンはほぼこいつに決まりました。
特性[おとりよせ]はロスト軸のキュワワーのように入れ替えることで複数回使うことができます。序盤はこいつを2体並べて[おとりよせ]を2回使いたいです。
最も初動で出したいカードなので3枚の採用にしました。
1ゲームで使う枚数は最高でも2枚なので、4枚採用は過剰かと思います。
[学習装置]+手張り+[キバナ]でわざを使うこともできます。いつか役に立つかもしれません。

ドンカラスV 二枚?

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(3枚入れてもいいかも)
一枚場にだせると300ダメージまで到達するので、二枚必要な試合は少ないです。少ないですが、必要なこともあります。
サイド落ちは怖いですが、初動事故の要因にもなるので今回2枚に抑えました。

ディアンシー 1枚

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後攻をとってしまったとき2-2-2と順当にサイドを取られて負けてしまうので、サイドレースをずらすために採用しました。

クロバットV 1枚

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これがないと辛いです(泣)

ロトムV 1枚

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[ボスの司令]などで[ドンカラスV ]がきぜつしたときや[頂きへの雪道]でポケモンのどうぐがはずされたときなど、トラッシュにポケモンのどうぐが貯まることが多々あります。また、必要とあれば[セレナ][博士の研究][クイックボール]などで自主的にポケモンのどうぐをトラッシュしてダメージを優先することがあります。
1ターン目の[そくせきじゅうでん]がかなり強力です。
調整段階では、ロストバレットに対して[タフネスマント][ビッグパラソル]を持たせて[ロトムV]をメインアタッカーとして起用していましたが、それでも[かがやくリザードン]などの多様性アタッカーによって逆転されてしまうので、ロストバレット対面は捨てて1枚採用にしました。

ドラピオンV 1枚

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後1でわざを打ってくるミュウにサイドレースで追いつくためのメタカードです。[こだわりベルト]を巻くと[れんげきウーラオスV]に対しても有効です。

各種ポケモンのどうぐ

このデッキの個性とも呼べる部分です。できるだけ多く採用したいところですが、多すぎても回りにくくなるため14~16枚程度が妥当だと思います。

こだわりベルト 3枚

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一試合に多くて2枚は使うことになります。からくりサンダーの火力を伸ばすためにしかたなくドンカラスにつける場面が多々存在するため、3枚の採用にしました。

ふうせん 4枚

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ボス対策、初動の事故対策や[ヤレユータン][おとりよせ]を複数回使うなど色々と役割の多いカードです。
とりあえず4枚入れておいて損はないと思います。

タフネスマント 2枚?

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正直、3枚でもいいかもしれません。
[ドンカラスV]に2枚付けすることでHP300になり、1ターン生み出せることがあります。また、パチリスにつけることで、げっこうしゅりけんを耐えるようになるなど役割は広いです。ですが、有効に働かない試合もあるため2枚採用に留めています。

学習装置 3枚

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[ロトムV]や二匹目の[パチリス]につけることが多いです。

ワザのダメージを受けてきぜつするたびというテキストなので[ロストマイン]などのダメカンをのせる効果や[スターレクイエム]などのきぜつ効果では働かないです。

一試合で必ず一枚は使いたいカードなので3枚の採用にしました。

森の封印石 3枚

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最強カードです。二枚目以降はテキストの意味はなくなりますが、このデッキなら複数採用しても不具合はないと思われます。
[ヤレユータンV]からサーチすることができることや、初動[ドンカラスV]事故を防ぐという点で2、3枚くらいが妥当だと思います。
特殊なカードなので実験的に3枚採用にしてみました。

グッズ

クイックボール 4枚

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このデッキには進化ポケモンが入ってないので、すべてのポケモンにこのカードからアクセスすることができます。序盤の展開に大きく貢献してくれるカードであり、後々も色々と小回りが効くので4枚採用にしています。

バトルVIPパス 2枚

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基本的には森の封印石からアクセスしていきます。素引きしたらラッキーだと思いましょう。4枚採用にすることも考えましたが、サーチする手段があるのでサイド落ちしないくらいの2枚採用にしました。

     いれかえカート 2枚       あなぬけのヒモ 1枚

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[キュワワー][はなえらび]と同じで[ヤレユータンV]の特性[おとりよせ]を複数回使う役割があります。
例)おとりよせ→風船でにげる→おとりよせ→いれかえカート→パチリス
単純に初動で[ヤレユータンV]以外のポケモンが出てしまったとき、また[ヤレユータンV]に[森の封印石]をつけてしまって逃げられないとき、[ディアンシー]をバトル場に出してターンを終了したいときなど、役割は多いです。
[いれかえカート]2枚、[あなぬけのヒモ]1枚にしました。

ふつうのつりざお 1枚

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ポケストップや博士の研究でやむなくトラッシュに落としてしまったパチリスやドンカラスなどの必要なカードを回収することができます。個人的にはパチリスの4枚目、ドンカラスVの3枚目のような意識で採用しております。

サポート

マリィ 3枚目

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必要なカードをデッキに戻しながらドローできる強力なカードです。トラッシュしてしまったポケモンのどうぐは二度ともどせないので大事にしていきたいです。
中心的なドローソースとして3枚採用しています。

博士の研究 2枚

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[マリィ]と同様に強力なドローソースです。
終盤に手札のポケモンのどうぐを[博士の研究]で一気に捨てて[ロトムV]で大ダメージを出すことができます。

キバナ 2枚

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エネ配給をしながら好きなカードを手札に加えることができます。好きなカードをサーチできるのが、普通のドローカードよりも強力に働くことがあります。

セレナ 2枚

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ドロサポとしても[ボスの司令]としても使うことができます。サイドレース2-2-2で取るため倒したいポケモンを都合よく場に引っ張り出す目的で採用しています。

スタジアム

ポケストップ 3枚

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必要なカードを手札に加えられるかどうかは運ですが、ボールやVIPパスなどからくりサンダーの要求を満たすことに役立ちます。
このデッキが苦手とする[頂きへの雪道]を剥がすために多めの採用しました。

■このデッキの長所・短所

長所

1.環境上位のルギア、ミュウ、パルキアなどVデッキ対して強い。
雪道や先行じゃんけんなど細かい部分で相性は入れ替わりますが、2-2-2でサイドを取れればサイドレースではいい勝負ができます。

短所

1.破綻しやすい
雪道マリィや後続不足などで簡単に崩壊します。
2.ロストバレットに勝てない
逆立ちしても勝てません

■最後に

思えば、雷タイプのパチリスの強さというのは常にパルキアの強さと表裏一体でした。ロストバレットが流行り、メタゲームの面でパチリスは完全にネタデッキの類に成り果てたわけですが、、、
しかし、雷弱点であるルギアが猛威を奮い始めている今こそが、パチリスを使うラストチャンスかもしれません。(ふうせん、タフネスマント、学習装置がDレギュ)
かなり安価に組めるデッキだと思いますので、少しでも興味を持っていただけた方はぜひ回してみてください。

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