霜降り明星・粗品が「霊言」を読んだら…!?
まず、私は「幸福の科学」の信者ではありませんし、幸福の科学に対して何ら特別な感情も持っておりません。
そして、幸福の科学を誹謗中傷する意図はありませんので、どうぞ悪しからず。
それでは本題に入りますが、
「同性婚」について、日本の宗教団体がどのように考えているのかに関心があり、調べていたところ、幸福の科学が出版していたこちらの書籍を発見。
Amazonで購入し、実際に読んでみました。
こちらの書籍は、幸福の科学の創始者兼総裁の大川隆法氏が、「あの世」にいるとされるイエス・キリストの「霊言」(言葉)を語ったもので、「質問者との対話形式で公開収録された」ものの書籍化になります。
本書の結論は、記事の最後に引用することにしますが、
ここでは、もしこの「霊言」を、お笑い芸人の霜降り明星の粗品が読んだら…
粗品ならこんな風にツッコミを入れるのではないかと、勝手に妄想しながら書き記したものです。
イエス・キリストの「霊言」(発言)に対して
「そうなると、カズオ・イシグロが小説に書いているような『臓器移植用の人間』というものもできないことはないし、……」(p.58)
☝ イエス様、「カズオ・イシグロ」の小説読んどんのかいっ!!
「これは、いつの時代にもあることですよね。だから、『何を善とするか、悪とするか』は分からない」(p.67)
☝ 分からないんかいっ!!
「例えば、日本のような国では、憲法において、『婚姻は、両性の合意に基づいて成立』(第二十四条)するとされているため、男女の結婚以外はありえませんから、そもそも、憲法を改正しないかぎり、同性婚が成り立たない状況にあるわけです」(p.80)
☝ イエス様、日本国憲法の条文把握しとんのかいっ!!
「もし、浅草の浅草寺の境内で、メッカの方向に向かってアッラーに祈る人が大勢出てきたりすると、おそらく、日本人は『困る』と言い始めるのではないかと思うのです」(p.82)
☝ イエス様、「浅草寺」も知っとんのかいっ!!
以上、これらは本書のほんの一部ですが、粗品ならこんな風にツッコミを入れたのではないでしょうか。
おそらく、「あの世」のイエス・キリストは、カズオ・イシグロの小説も、日本国憲法も、浅草寺もすべてご存知なのでしょうね。
最後に、本書の結論部分をざっとご紹介します。
「同性婚問題」に関するイエス・キリストの(霊言の)結論
「私(イエス・キリスト)の考えは、『自由』です。
『どうぞ、自由に選んでください。その結果には責任が生じます。同性婚をすることで、もし、それが、その人の人生にとってプラスになり、社会にとってプラスになるのなら、それでも結構です。ただ、それが全体の退廃になっていくのなら、それは悪なるものにも転化するでしょう』ということですね」(pp.139~140)
「『今、イエス・オア・ノーで、はっきりと言え!』と言うのでしたら、『自分の今世の問題として、どう考えてもどう考えても同性婚のほうに惹かれていく』というのであれば、ある程度、しかたがないでしょうね。それは経験として、なされたらいいし、あるいは過去世で本当は夫婦であった魂が、女性同士、男性同士で生まれていることもないことはないので、『全部が間違っている』とは必ずしも言えないでしょう」(pp.140~141)
「ただ、自分たちの立場を正当化するために、『ほかの人も、みんな右へ倣えで、全員同じようにしろ』という言い方は間違いであって、やはり、異性との結婚、ないしは、異性との愛が主流であるべきだろうと思うし、(同性婚によって)『国家が存亡の危機を迎える可能性もある』という観点は、一つ持っていなければなりません」(p.141)
「同性婚問題」に関する大川隆法氏の見解
「八次元の如来界以上は、本来男女の別はないので、異性婚は、地上での肉体修行上の方便ではあろう」(「まえがき」p.2)
「同性愛・同性婚については、現代は文明の実験期にあると思うので、イエスが本文中に述べたように、果実で判断されるしかないのかもしれない。天照大神の言われるように、果たして同性婚を認めた国が百年以内に消滅していくかどうかも、しずかに見守るしかあるまい」(「あとがき」p.146)
☝「八次元の如来界」って、なんやねんっ!!
宗教とは実に奥が深いですね。
※信者の方によるコメント欄へのクレームや布教活動はご遠慮ください。
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