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【2020】ままならないこともありました【雑感】

執筆している現在、時刻は23時12分。きっと瞬く間に新年を迎えてしまうだろう。それだけ、今年は何もかもスピードが速かった。
僕はありがたいことに3月頃には在宅一本になったから、ただひたすらに家にいて、外食にも滅多に行かず、作ったり寝たりしながら過ごしていた。

総じて、2020年は「何もできなかった年」だ、というのが率直な感想だ。

とはいえ、作品コラボしたり、プレゼント企画やったり。資材屋さんに(頻度は少ないとはいえ)通ったり、ワークショップに出たり。はたまた池袋のパルコさんのハンドメイド委託販売イベント、キャラメルミュージアムに初参加してみたり。実は色々あったはずなのだけれど、最終的に出力される感情がいわゆる「無力感」なのは何故だろう。

毎日の報道もあるかもしれない。僕は日々の業務でニュース番組を見ているから、嫌でも毎日の感染者数が目に入る。それを知ったからってできることは、より一層気をつけよう!と巣ごもりを続行する他ない。要は毎日の人数を目にしてもメリットはあまりなく、ただ緊張や失望、無力感に苛まれる日が続くだけであった。少なくとも、自分という人間は。

結局精神と体調を壊して、無理を言って一週間有給でお休みを頂戴した。
本当に、会社の懐の深さが染み入るようだった。一週間、ただ『休み』を真剣にやり、そして少しシフトも調整させて頂いたので、いまも同じ職場で働けている。危なかった。一寸先に、精神のレッドゾーンが見えていたから。


さて、本当は今年はたくさんハンドメイド関連のイベントに飛び回って参加する予定でした。様々な、は叶わなかったけど。イベントに出すこと自体はできたんです。
キャラメルミュージアムさん。とても楽しいイベントでした。仕事の合間にハッシュタグを更新して、自分のはないかー!と血眼になって探したことも。
前日1個も売れなかったらどうしよう、という恒例のアレも。
なんやかんや『へちま』が一番人気なので、それを超える作品作りたいな、って悔しさ混じりの感想も。全てが新鮮で楽しく、時に胃痛。でもお迎えツイートを見た瞬間の感動や幸福感はひとしおでした。
購入して頂いた方、見て頂いた方、キャラメルミュージアムさんに多大なる感謝を。


そんな経験があったというのに、無力感を感じている。
きっと、去年の自分から今年の自分に対する期待値が高すぎた。
コミティアに参加したことで、色々なイベントに申し込む心理的なハードルが下がって、来年ならどこまででもいける!と期待をパンパンに膨らませてしまった。
きっと、コロナがなくても体調も精神の調子も病弱なんだから、間違いなく理想通りにいかなかっただろう。間違いない。断言できる。

結局のところ。来年からも変わらず。地道に。死なない程度に。やっていくしかない。
それでも、いつも見てくださる皆様。その反応が活力となっております。
いま、攪拌棒を折らないでいれるのは、きまぐれでも、理由がなくとも、その何気ない「いいね」のひとつひとつなのでございます。

また、スランプが抜けて作品を作り始められたら。
その時は、またご覧になってくれたら嬉しいです。

よいお年をお迎えください。


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