視聴環境:U-NEXT

【内容】
ゾンビによって荒廃した現代アメリカを舞台とした人気ゲーム原作のドラマ化作品。

【感想】
ゲーム自体はやったことはないのですが、話題になっていたので観てみることに…

感想としては、ゲームをやったことのない自分のような人間にも、このドラマ単体で、かなり楽しめる作品でした。
現代のアメリカを舞台としたゾンビものという、わりとよくある設定ながらも、よく考えられ、作り込まれた作品だなあと感じました。

1話1時間くらいのドラマが9話なのですが、それ何倍もの長さのドラマを観たような濃密さがありました。

シナリオも作り込まれていると感じました。
最終回の物語も冒頭に主人公の過去の出生の秘密のエピソードを持ってくることで、余計な説明や展開を入れずにラストの衝撃の結末へと一気に展開していくとか…
崩壊した世界で暮らす人々のエピソードが、主人公たちの訪れる前には、既に極まった状態で起こっていて、主人公たちはそれに気付かずに視聴者にのみその事実がわかるような構成になっていたり…
特に、このドラマで話題のなった3話目のゲイのカップルの話など、それだけで1本の映画のような味わいがありました。

キャスティングもとても良いと感じました。
演技も凄くいいし、何より役者の顔立ちそのものが、役のイメージを膨らませるのにとても貢献していると感じました。
特に、ゾンビ菌の抗体を持つ少女エマの顔も良かったです。可愛いながらも、不思議なバランスの顔で、その顔の作りそのもので、ゾンビ菌保有者もいう微妙な役柄が伝わってくるようなキャスティングでした。
過去にトラウマを抱える屈強な主人公ジョエルも、悲しみを抱えながらもそれゆえに非情なこともやることのやることの出来る人物像を体現するような役者とも感じました。

続編作られることも決定しているとのこと。先が気になる今日のこの頃です。

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