tenteraten

主に詩を書きます。たまにエッセイ、合唱がからめばアニソンやネタ曲の話もします。好きなも…

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主に詩を書きます。たまにエッセイ、合唱がからめばアニソンやネタ曲の話もします。好きなものはいっぱいあって 好奇心のおもむくままに、真面目に走ったりネタに走ったり。南部弁津軽弁標準語のトリリンガル。

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【詩】躑躅

背を超えた 躑躅の木のもとを 夫と歩く もともと躑躅は 立派な木だったんだよ と 夫が教えてくれた 道路を飾るために 小さく 四角く刈られて それでも花を咲かせる躑躅 木であることを否定されても 花は咲くことを辞めたりはしない 既に 夫はこの世にいないけど 今年も躑躅の木を見上げる 背を超えた木も 小さく刈られた木も 咲かす花はこころをゆさぶる

    • 硝子の小瓶

      わたしは硝子の小瓶 ビールのラベルを貼ればビールになって うがい薬のラベルを貼れば水薬になって でも自分でラベルは剝がせません わたしは硝子の小瓶 に入っている ただの水 に浮かんでいる H2Oという小宇宙 何にもなれて 何にもなれない のっぺらぼうに憧れているのです #詩もどき

      • レインドロップ

        雨の唄を 眼を瞑りながら聴きわける 平らな音の中に まばらに光る宝石を 礫としてわたしに投げて 跳ねる水面は アクアマリンのイアリング 飾る音符は 首筋に滴り落ちる水滴 今宵 ひとりぼっちの演奏会 ずぶ濡れになりながら 雨の唄を聴く #詩

        • 夕餉

          ご飯に味噌汁 アジフライ あなたの好きだった アジフライ 54歳で永遠に 味わうこともなくなって 代わりに私が食べてあげる あなたの好きな アジフライ あなたの遺影に置いても あなたは食べてくれないけど 美味しいとほころぶ わたしの顔 どうかしら 美味しさが あなたに伝わるかしら 天の上への わたしの 贈り物

        【詩】躑躅

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          結婚ということ

          結婚を前に自分たちに必要なのは 話し合うことと体の相性を吟味することだ。万一イデオロギーが食い違っていた時どうすり合わせをするか、またはどこまで妥協するか。そこまで考えないとお互いに不幸になる。体の相性だってそうだ。性の不一致は結婚生活において避けられない深刻な問題だ。婚前交渉?結婚してから不幸になるよりよっぽどましだ。ただ二人は子供を作らないことで意見が一致している。避妊には注意を払わないと行けない ということを亡夫と話し合った記憶がある。結婚はまるごと人間と人間のぶつかり

          結婚ということ

          長ネギ。

          長ネギ。3本は独り暮らしには多すぎる。 白いところが好きなのに、時間が経つと青いところが増えて固くなる。 1本だけ売ってくれるスーパーはほとんどない。しばらく考えて、 小さいパックの刻みネギを買った。これならすぐに消費できる。切る手間もない。 しかしなんで長ネギは3本で1セットなのだろうか。 連日消費しても2本あればいいほうである。 大量消費、となればお好み焼きに入れるしか思い浮かばない。 長ネギは大好きだがそんなにはいらない。 あとは…串にさしてネギ焼き?

          長ネギ。

          俳句

          ウグイスは 近くで聞くと うるさいよ 俳句というより ただの率直な感想… むかしうぐいすのお宿というところで働いていたころ 職場の隣に宿舎があったのですが 朝4時ごろになると隣の林からウグイスの大群が 一斉にホーホケキョと鳴き始めるのです。 うるさーいっ 朝はウグイスのせいでおちおち寝ていられませんでした。 さすがはうぐいすのお宿。 なので私にとってウグイスは 騒音というイメージがついているのです。

          ずぼらピクルス

          用意するもの 新たまねぎ  半分~1個 ミツカン カンタン酢 適量 カレー粉   小さじ1 レッドペッパー 適量(なくてもいい) たまねぎをスライスする(普通の玉ねぎは水にさらす) たまねぎがかぶるくらいカンタン酢をいれる カレー粉を入れて混ぜる 冷蔵庫に入れて6時間くらい 仕上げにレッドペッパーをかける カレーはらっきょう派の人にお勧めです あればガラムマサラのほうがいいかな

          ずぼらピクルス

          【詩】椿

          雪に埋もれかけても 手をひろげて わたしはここよ つめたさを押しのけて 紅い声が響く わたしはここよ 無地の景色に 目を奪われる きみの無垢なあざやかさ 散るときもすっぱりと 目の前から消えて ゆっくり雪の中にとけていく 春にはまだ遠い 紅い雪

          【詩】椿

          【詩】夜明け

          あなたがつめたい深海の色なら わたしが燃え狂う紅蓮の炎 からみあう時の中 紫にたなびく東雲の口紅をひく

          【詩】夜明け

          それにしても凍結解除しました、の一言メールがあってもいいんじゃない?うんともすんともメールしないで、たまたまフォロワーさんがツイートしましたという メールが届いたからえっ、どゆこと?ってTwitterにログインしたという。あのメールがなかったら解除に気が付かなかったよ。

          それにしても凍結解除しました、の一言メールがあってもいいんじゃない?うんともすんともメールしないで、たまたまフォロワーさんがツイートしましたという メールが届いたからえっ、どゆこと?ってTwitterにログインしたという。あのメールがなかったら解除に気が付かなかったよ。

          Twitter凍結解除しました。1月に凍結して以来40回近くは異議申し立てしたでしょうか。さっそくスクロールしたら知り合いの訃報が…実際会って話もしたし、一緒に歌ったし、存在感のある人でした。結婚数年で先に逝ってしまうなんて短すぎるだろおい。

          Twitter凍結解除しました。1月に凍結して以来40回近くは異議申し立てしたでしょうか。さっそくスクロールしたら知り合いの訃報が…実際会って話もしたし、一緒に歌ったし、存在感のある人でした。結婚数年で先に逝ってしまうなんて短すぎるだろおい。

          【詩】びぃだま

          あか あお きいろ はじいて はねて まっすぐに こいぬのようにむかってくる ビー玉は くるくるまわる きみのめだま そのすきとおる ビイドロにやどる きみのまっすぐな ひかり はじいて はじいて ひびわれず ぼくをみつめる きみのつよさ そのまぶしさから めをそらす ぼくのよわさよ

          【詩】びぃだま

          【詩】とこしえの森

          眠れる森をおとずれた者は とこしえの幸せな夢を見られるという 恋に破れたお姫様は道に迷い 森で眠りについた 木漏れ日は常に暖かく ゆっくりと躰は干からびていく 現実の痛みを失って あらたな恋の喜びを失って シアワセな枷につながれて ふかく底へ堕ちていく 姫を探していた侍女は 針を口に含んでキスをした 蒼ざめた唇にぽつりと血を移して さあ目覚めなさい 退屈な時の呪縛から 紅く染まった自分の意志で

          【詩】とこしえの森

          【詩】血染めの創造主

          色のない世界に取り残され 仕方がないから歩いて行く ひかりもないから 目印もない 空ものっぺらぼうの あかんべえをして わたしを嘲笑う あてもなく 囚人服を着たまま 歩いて行くのがわたしの刑 靴をすり減らし 足の裏を露わにし 血糊と血清で染める 世界の型取りを

          【詩】血染めの創造主

          twitterが凍結して二か月になろうとしている。詩を書く気力より過去の作品をサルベージすることに消耗している毎日だ。土日が入った。来週こそは、いや来週こそはと異議申し立てをメールしている。

          twitterが凍結して二か月になろうとしている。詩を書く気力より過去の作品をサルベージすることに消耗している毎日だ。土日が入った。来週こそは、いや来週こそはと異議申し立てをメールしている。