トランヴェールとは、JR東日本が刊行している車内サービス誌で、東北新幹線と北陸新幹線の座席の前に挟まってるものです。

新幹線といえば東北新幹線ばっかり使っているので、勝手に全ての新幹線にトランヴェールが挟まってると思い込んでいた時期があり、新大阪に向かう新幹線の車内にトランヴェールが無かったことに最初は衝撃を受けたものです。

一時期、体調が安定しなくて、東京と仙台を頻繁に行ったり来たりしていたことがあって、その頃暇つぶしに読んだりしてました。

巻頭には必ずエッセイがあって、わたしがよく読んでいた頃はちょうど角田光代さんが連載してました。書いてあった内容は全部忘れてしまったのですが、新幹線に乗るたび楽しみになっていた記憶がぼんやりと、あります。

それに、毎月いろんな地域の特集があって、景色や食べ物の写真があって、めくるだけでも結構楽しいものです。さっきちょうど仙台から帰りのやまびこで少し読んでいたのですが、熱海のレモン特集が書かれていました。めちゃめちゃ取材をたくさんされているようで、地元企業や農家、農業高校まで出てきて並々ならぬ熱意が伝わってきて素晴らしかったです。

ちなみに、こういった車内誌は気に入ったら持って帰った方が良いみたい。どのくらい持って帰られてるか数えてるとネット情報でありました。また、購入することもできるらしく、一冊236円だそうです。

案外、見られていない新幹線の座席ポケットの中、のぞいてみても良いかもしれません。

ちなみにわたしは読み終わって顔を上げたら、そこら中雪景色だったはずの窓の外が、雪どこいったの？？ってくらい普通の景色になっていて、まさにトンネルを抜けると雪国であった、の逆パターン。

日常がすぐそこへ、帰ってまいりました。