喪失感

この文章は

①好きという気持ちを残したい
②後悔を反省したい
③喪失感と向き合いたい

この3点の目的から、とりとめもなく吐き出されています。

自分本意なので読むに耐えない中身だと思いますが、どうしようもなく感情がまとまらないのでここで整理します事ご了承下さい。


EMPiRE が解散する

5/30 仕事終わり19:00
駅のホームで電車を待ちながらいつも漫然とツイッターを開いている。その日もそうだった。"解散発表" トレンドの単語を見て、何も知らない手が機械的に詳細を開いて後悔した。疲れた頭で必死に文字を読み込んで、事の重大さを心が支えられなくなる。帰りながらツイッターを見てしまう習慣を心底恨んだ。翌日は休みだったので、流行りの情報を見ながら、あしたはなにしようかなあ~、なんて計画するところから楽しむ計画だったから。それが全て吹き飛んでしまったのだ。心は重たいのに頭は何も考えられない虚無感でフワフワしてて、からだのバランスが取れず、それからの私はヘンな歩き方をしていたに違いない。そのあとの記憶も曖昧、翌日の休みも無気力で散々だった。天気が悪く、雨のち曇りだったのは心と同期していたから覚えている。


①好きという気持ちを残したい


5/30に発表された。しかも解散は6/2らしい。急だ。


EMPiREについて思い出す。元々女の子のアイドルが好きだったので、YouTubeでBiSHのライブ映像を観るようになり、関連動画でEMPiREが出てきたのがきっかけだ。


その頃の私のWACKのイメージはBiSHのNON TiE-UPやBiSのmy lxxxで、ロックで過激なパフォーマンスをする事務所、とだけ思っていた。だからEMPiREのファン(以下エージェント)がまとめたライブ映像を観て、とても綺麗な女の子たちがとても綺麗に歌って踊る繊細で完成度の高い姿から、BiSHやBiSの姉妹グループだとは想像できず、勝手に「WACKじゃない」と勘違いしていた。失礼。


だがその勘違いが沼にハマる根源となった。関連動画を流し見ていると、オーディションの映像にたどり着いた。あどけない姿で泣きそうになりながら必死に頑張っている女の子たちに感動する。オーディションで受かった彼女たちは今何してるんだ?と気になって調べたら、その子たちがEMPiREになっていた。


結び付かなかった。あまりにオーディション時と最初見たEMPiREの雰囲気が違うので驚いた。WACKのイメージ通り、あまりにも泥臭過ぎる。EMPiREをよく知らず、初めから完成されたグループだと思っていたのに、実はオーディションから着実に成長してきた子たちなんだと気付き、そのギャップからとてつもない努力が想像されて、身近な親近感と畏敬の念が同時に湧いた。

点で認識していた存在が線になって感動し、そこからYouTubeに転がっている関連の動画は全て見た。YUKA EMPiREの脱退前に披露されたピアスのライブ映像を見て、色んな過去があってあの完璧な姿があるのだと分かり、より一層彼女たちを知りたくなった。それからの未来の活動にも期待するようになった。特別大好きなアイドルグループになるまで一瞬だった。


それから約3年になる。
振り返ってEMPiREの好きなところをざっと挙げる。

綺麗
可愛い
カッコいい
お洒落
とにかく全員ビジュアルが良い
トークも面白い
陽キャ
ストイック
努力と才能の両立
歌が上手い
踊りが上手い
感情表現豊か
一生懸命なパフォーマンス
曲が良い(単純に好み)
曲の振り幅が広い
振り付けや歌詞も自分たちで作る
一人一人個性が違う
でも一体感がある
きっと練習量が凄い
でも皆涼しい顔して余裕綽々とライブする
盛り上げ上手
色んな表情を見せてくれる
だから楽しませてくれる
元気をくれる
推しメンが決まらない(全員好き

ひとりひとりの好きな所はもうキリがないので割愛。
大切な事なので何度でも言える。全員好きです。


②後悔を反省したい

私が一番楽しませて貰ったのは映像作品で、ライブを収録したBlu-rayは全て購入した。家に籠って映像を流し、ささやかに自分だけの世界で楽しんでいた。それはそれで、気持ちが晴れやかになって、勇気や元気を沢山くれた。

でも解散を知って、後悔していることがある。いつかは自分でメンバーの写真を撮りたいと思っていたが、そのための行動に移せなかったことだ。

EMPiREをはじめWACKのグループはライブ中の写真撮影と拡散が許可されている。私はツイッターでエージェントが撮影したメンバーを見るのが好きだった。ライブの度に写真が増えていくから携帯の専用フォルダは1000枚近く潤っているし、ロック画面とホームもライブ中のメンバーの写真にしていた。こうして書くと少し気持ち悪い。EMPiREのことが大好きなエージェントがとらえたライブ中の一瞬の表情はどれも素敵で、憧れだった。私も写真撮影が好きで一眼カメラを持っているのだが、あくまで日常を撮影するのに使っていて、エントリーモデルだからな…望遠レンズじゃないしな…とか気後れして、いつかお金貯めて良いカメラ買って綺麗にEMPiREちゃんたちを撮るぞ!と考えるだけで解散を迎えてしまったのだ。今は、カメラなんて何でもいいからとにかく撮るべきだったよ!と反省している。


こんなに好きなのに、一度もメンバーと会ったことも、エージェントとSNSなどを通して交流したことも、自分で撮影したこともない。

どうしてもっと大切に向き合わなかったのだろうなんて、ありきたりな後悔が襲ってきた。


③喪失感と向き合いたい

WACKの他グループを見てきたから念頭にはあった。いつか、もしくは急に、解散になるだろうと。にも関わらず憧れを抱くだけで行動に移せなかった。覚悟が無かったのだろうか。

そもそもアイドルが好きだった自分の経験から、アイドルに卒業や解散、スキャンダル等々のリスクがあることは重々承知だったはずだ。皆そうだった。私は二次元ではなく三次元の"なまもの"であるアイドルの、「変化」に魅力を感じる性癖で、その行き着くところに「喪失」は必然的に存在することになる。


EMPiREを好きになったのも、変化を感じ取ったからからである。オーディションからはじまったデビュー時の不完全さと幼い危うさから、完成された姿を魅せて個性を増幅させながら堂々と大きくなっていく過程が好きになった。

私はそんなアイドルを好きでいる限りこれからもずっと喪失感と隣り合わせで過ごさなければいけないのか。これはちょっと嫌だ。

そもそも昔のアイドルとかを好きになった当時のファンは、何十年と経って、その対象が当然解散したり、結婚して子どもができたりして、気持ちはどうなっているのだろう…?これはまた後で落ち着いたら考える。

EMPiREに対する後悔と喪失感と、これからについてどうしよう、と悩んでしまったのだか、時間が解決してくれるまで気持ちを沈めるなんて、これもありきたりな策で済ませることはできなくて、ちゃんと向き合おうと思う。好きであり続ける。こうやって思い出や感情を書けるのも、まだ好きであり、もう行動しない後悔をしたくないからだ。私の中ではいつまでも「好き」で、EMPiREは活動している。

写真撮影も、もっと積極的にする。推し対してお金や時間や労力を使うことを躊躇するな。アイドルの変化が好きならば、やはり写真に残しておくべきだったのだ。それが私の改めるべき覚悟だろう。


WACKのことだから、解散のあとに再結成します、なんて展開になってこの作文も恥ずかしい思い出にならないだろうか、と少し妄想してるが、過去のグループにおいても全く同じカタチで復活されたことは無い(確か)。でももしそうなっても、このまとめは消さないでたまに想い返す。


こんなに色んな想いを抱いたアイドルは初めてだった。


好きな物事を楽しむ大切さを学べて、本当にEMPiREちゃんたちが今でもこれからもずっと大好きです。ありがとう。

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