朝、出勤時に手袋を落としてしまいました。
それも2度も。
一度拾ったは良いものの、雨が降っていて濡れてしまったのでカバンに入れずに
脇に挟んでおりました。(両手は荷物と傘でふさがっていた)
これはまた落とすだろうな、気を抜かないようにしないと、と思った10秒後には忘れていたようです。
二度目の落し物に気づいた時、「えっ、あれ？嘘！」と声に出してしまいました。
なんて愚か！
妻が同じルートを辿り、片方だけ見つけてくれました。

退勤時、なんと自分の傘がない。
怒った所見たことない、とたまに言われるような僕ですが、
世の中で許せないもののトップ3に「窃盗」があります。
犯人は隠匿され、被害者はものを奪われ悲しむ。卑怯極まりない。
今回はまあ、百歩譲って間違えたとしましょう。二度として欲しくないけど。

残念な気持ちで常備していた折りたたみ傘を使って帰路につきます。
片方が見つかった場所の近くにある施設に落し物を尋ねるも、届いておらず。
ああ、自分がしっかりしていないばかりに…。
一抹の希望を胸にあたりをあーーーーーーー！あった！！！
ゴミ箱の上に、誰かが置いてくれたようです。
有難い…身から出た錆とはいえ、落ち込んだ気分が一気に晴れやかに。
見ず知らずの誰かの善意によって僕の心は救われました。
これ海外だとどうなるんでしょうか。片方の手袋なんていらないかな。
誰かの手を介して目立つ所に移動された片手袋。そこから感じる善意。
どこのどなたか存じませんが、ありがとうございました。