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はじめてのインスタントポット: 見た目と味のギャップに驚くキールバサソーセージとじゃが芋のザワークラウト煮込み

アメリカのインスタントポットユーザーがネットにアップする料理は高確率で見た目がぐちゃぐちゃだ。具沢山すぎるスープ、マカロニチーズやトマトソースでぶよぶよなパスタを大きな匙でぐるぐるすくって見せる映像で「ほら見て!おいしいよ!」と教えたいのだろうが、あんまり美味しそうじゃないなあと思ってしまう。このキールバサソーセージの煮込みもそんな料理の一つだ。おでんを一度も食べたことがない人がおでん鍋をみたら、くすんだ色の冴えない食べ物だなあと思うだろう。それと一緒。けれどもSNSでたくさんの人がこれを推していたので半信半疑で作ってみた。

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家にあった紫キャベツのザワークラウトでは、レシピの分量に足りなかったので生のキャベツを切って足した。圧力調理後に紫色も抜けてしまい、やはり見た目は悪かった。でも、食べてみたら、え?ウソ、何? この加圧調理時間8分というのは、ソーセージからのうまみとザワークラウトからの酸味がジャガイモの中心まで滲みこみながらも、煮崩れてしまうほどまでには至らないギリギリの線を狙った分数で良くできているレシピだと思う。芋を噛むたび口の中に広がる穏やかな「いやナニコレおいしい」感。キールバサと芋を交互に食べる合間にスープも飲む。爽快にヤラレタ。見た目で判断しないでよとインスタントポットに言われたような気分になった。

参考に使ったレシピはこちら。

材料

・植物油
・キールバサソーセージ 長いのを1本まるまる。400g程度。3センチ幅に輪切り
・ザワークラウト 4カップ 
・玉ねぎ 中1個 ざく切り
・にんにく 4かけ みじん切りか潰す
・ジャガイモ 3個 大きい角切り
・人参 (極細いものを)3本 大きい乱切り
・リンゴ 1個 角切り
・チキンブロス(コンソメスープの素をお湯で溶いたもの使用) 2カップ
・ワイン 1/3 カップ
・塩、コショウ 適量 (ソーセージとザワークラウトの塩かげんによるので最初に沢山入れない)
・パセリ(オプション)

手順

1) インスタントポットをソテーモード高温で温め、油を入れてソーセージを炒める。
2) 玉ねぎを炒める。人参を加えて2分炒める。少し塩をふる。
3)ワインを入れ1分鍋底の焦げをこそげながら待つ。
4)にんにく、芋、リンゴを入れて混ぜる。
5)ザワークラウトとブロスをいれて混ぜる。
6)ソテーモードをやめて圧力用の蓋をしめてから、圧力調理モード、強圧8分、保温無しの設定で調理開始。
7)調理が終わったら自然に圧が降りるまで待つ。
8)蓋を開けてから全体を混ぜて塩味を調整。

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ホリデーが過ぎれば冬本番

なんだかんだ言っても感謝祭に始まりクリスマスから新年にかけては大きな祝日が続きご馳走様を食べたり贈り物やメッセージカードの交換など、ホリデーの雰囲気に気持ちも紛れる。が、1月、2月は祭りの後の盛り下がった雰囲気に加えて外気温も最低になる。そんな時に身体を温め気持ちをリラックスさせてくれる煮込み料理を積極的に作りたい。



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