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【#1/100】幸せになるために必要なこと

このノートは、自分の意見をまとめるために、人生で必要だと私が思っていることを連載っぽくまとめてみる。100個挙げたいと思っているけど、途中で力尽きたり、ネタ切れになるかも。。。できる限り頑張っていきます。


何を持って幸せとするのか

どんな状態であれば幸せと言えるのか。
何が揃っていれば幸せなのか。
それらは人によって異なるものである。
自身の経験や個性、価値観をよく吟味して、探し出して欲しい。

ちなみに今の私は、
・自分の人生に軽やかさと充実感を覚えながら
・社会に少しでも影響を与えれるような活動ができていると感じる
ことができれば、強い幸福感を持って今を過ごすことができるタイプである。

幸せのあり方は人それぞれと言ったが、注意が必要な点はある。
それは、他者の状況や状態と自分の幸せをリンクさせないことだ。
例えば「彼女が幸せなら僕も幸せ」といった定義の仕方は危うい。
なぜなら「彼女の幸せ」は「僕」の行動や意識でどうにかできる問題ではないからだ。
どれだけ他者の幸せのことを考えて動いたとしても、それで相手が幸せを感じるかはその人次第。
全く同じ行動を取ったとしても、お互いの関係性の変化や相手を取り巻く環境が変われば、反応は変わる。
基本的に、人がどう思うのかに第三者が関わり、操作し続けるというのは無理だし、できたとしたらそれはマインドコントロールだ。
おそらく、他の問題を引き起こしていることだろう。
そもそも、自分の幸せを相手に委ねている時点で、その考えはどうだろうという気にもなってくるのだが、諸兄はどう感じるだろうか。

ちなみに、「彼女の幸せのために動いている自分が幸せ」なら分かる。
そこに必要なのは、実は彼女が実際に幸せと感じているかどうかではなく、「僕」が彼女のために行動していると思えるかどうかという世界だ。
それは「僕」がコントロールできる範囲である。

未来の幸せを求めるタイプが陥る無限ループ

幸せを考える上で、もう一つ落とし穴がある。
それは、「現在の生活レベルの少し上へと行き着くことが、幸せになること」と考えるケースだ。

「毎日映画を見ることができる生活」は幸せな生き方か?
と問われて、Yesと答えられる人はそんなに多くないのではないだろうか。
PCかスマホなどのデバイスとネットがあれば、そんな生活ができる環境を整えることができる。
つまり、現代の多くの人は、すでに毎日映画を見れる生活を送っていることになる。
ネットフリックスなどのサブスク系サービスに加入しているなら盤石だ。
年間コストも1万から2万円程度だし、自宅ですぐに見れるので日中働いたとしても十分に実現可能な範囲と言える。
生活保護を受給していたとしても可能なはずだ。

しかし、2000年ごろの人々、1980年ごろの人々に同じ質問をしたらどうだろう。
当時の人がそんな生活を送るためには、結構なコストがかかった。
もしあなたが1980年ごろに生きていたのだとしたら、映画を見る方法は映画館一択だ。
映画館の入場料が1回2,000円だとして、一月6万円かかる。年換算で72万円。
正直いっておいそれと実現できる出費ではないだろう。

もし、2000年ごろに生きていたなら、よりコスパが良いのはレンタルビデオ屋となる。
値段にばらつきはあるが当時の平均は1回500円といったところか。
一月1.5万円、年間では18万円になる。
映画館に比べたら、ぐっと現実的になってきたが、レンタルビデオ屋に適当な映画が置いてあるのか、そもそも近くにあるのかなどの物理面での課題はいくつか残る。

そう考えると、コストが安い上に、物理的な制約もほぼ受けることのない現在の環境は、当時の人から見れば驚くべきことだろう。
もっと昔の人から見れば、まさに桃源郷(理想郷)となるかもしれない。

そんな感じで映画だけではなく、様々なモノやサービスのコストは下がり続けている。
もしくはイノベーションによって、違う方法でずっと低いコストで、その夢を実現してくれている。
では、「現代人は昔の人よりさぞ幸福なのだろう」と問われると、そう言い切るのはなかなか難しい現状がある。
日本の幸福度は1980年代から今にかけて、おおむね横ばいに推移しているそうだ(色々と調べると諸説あるっぽいが、自信を持って幸福度が上がっていると断言する資料は見当たらない)。

そこまで考えると「〇〇ができるようになれば幸せ」系の願いは、実はそれが叶ったとしても案外幸福に繋がらないことが多いとわかる。
そのタイプの人は、実はある地点を目指しているのではなく、常に今の自分から数歩進んだ世界を目指しており、そこに終わりは来ない。
そして、幸福は目の前にぶら下がり続けるだけで、永遠に手に入ることがない無限ループにハマることになるのである。

幸せになるために必要なたった一つのこと

では、結局のところ幸せになるために必要なことはなんなのだろうか。
ここまで書いてきたことを踏まえて結論を述べると、
「今の自分は幸せだと感じることができるかどうか」
ということに尽きると私は考えている。

もし今そう感じていないのだとしたら、問題は環境でも境遇でも、ましてや収入なんかでもない。
ただ単に考え方が間違っているということである。
あなたが幸福になりたいと思っていることを前提にしての話ではあるが。。。

満足と幸福は違う

さて、そんな話をすると、
「その考え方は現状に満足して、成長の機会やより良い未来を掴むチャンスを拒むことになるのではないか」
といった反論が出るかもしれない。

しかし、それは満足=幸福という謎の方程式を立てているから起こる勘違いだ。
今に満足のいかない部分があるのなら、それに向かって努力すればいいし、不足分を満たすための行動を起こせば良い。
ただ、なぜそんな「行動を起こすこと」と、「今あなたが幸せであると感じる」ことが両立できないと思ってしまうのだろうか。
特定のことで満たされている人の中でも、自身を幸せだと思う人がいれば、そう思わない人もいる。
それは、満足と幸福が同じものではないという証拠ではないだろうか。
無限ループにハマってしまっている人は、そんなところから自身の考え方を問い直してみると、案外道が見つかることがあるかもしれない。

What, after all, is necessary to be happy? Based on what I have written so far, I conclude that it comes down to "whether or not you can feel that you are happy now. If you don't feel that way now, the problem is not your environment or circumstances, much less your income. It is simply that you are thinking in the wrong way. I am assuming that you want to be happy.(by DALLE-E2)

<終>

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