死にたくないから、書く
世の中、いますぐ死にたい人と、ずっと生きていたい人ばかりだ。
僕は断然、ずっと生きていたい派の人間で、子どもの頃から先のことばかり考える子供だった。
死んだらどうなるんだろうと考えて、眠れなくなることもあった。
森美登美彦「ペンギン・ハイウェイ」の少年が死んだらどうなるか不安で夜ねむれなくなる描写があったが、まさにあんな感じだった。
僕が子供だった頃、大人にそういった質問をすると、人間死んだらおしまい、何も残らない、という答えしか返ってこなかった。
何もないとか、つらいし、