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たべざかり

最近食べ盛りである。
特に10月、11月はよく食べた。
ホルモンバランスのせいやら、秋は昼と夜の寒暖差でセロトニンが増えうんぬんかんぬん…
と言った理由付けをしたくなるが、それを考慮しても本土にいた時と比べ明らかに食事量が増えた。
もともと少食だったので、お供えの量くらいの白米しか食べていなかったのに、今ではおかわりしてしまっている日もある。
夜会席が終わり家に着いて0時を回ろうとしているのに、もりもりご飯を食べている日もある。

どうしたのだろうかわたしの身体は、と少し心配になったが、多分どうもしていないだろう。
少し考えてみたのだが、母は少食だがシェアメイトはふつう量食べるので、一緒に食べる人によっても変わるのかな?などと考えていた。

人と食事をすることは大切なことだな〜、とシェアハウスで生活していると改めて感じる。
一人だったらカップ麺で済ませてしまいそうな日も、食べてくれる人がいると頑張って作ろうと思えるからだ。
シェアメイトが「美味しい〜!」と作った食事を喜んでくれることが嬉しい。
食事を通して今日あった出来事や何気ないことを話せるのも楽しい。
シェアメイトと朝を除く昼夕は基本食事を共にし、
家族とも友人とも少し違うような関係性がすごく不思議だ。

そんな生活も終わりが近づいてきている。
最近はすっかり4月からのことを回顧することも増えてきた。
他の生徒と自分を比べ悩んだことも、色んな経験をさせて頂いて楽しかったことも含め、1年前の自分の自分の選択が間違っていなかったと思える。
そろそろ嫌でも卒業後のことを考えなければいけないが、、相変わらず未定である。

とりあえず、卒業までに制服のズボンのボタンが閉まらなくなりませんように…と願いながら。

(文:島食の寺子屋生徒 森川)