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子どもは社会の鏡

11月から新小学1年生(現年長さん)対象に体験講座を行っている。昨日、2回目の講座が行われた。30分・30分・30分で途中に休憩を入れるものの、6歳の生徒たちには長い授業時間で、前回同様、今回も最後の20分くらいのところで、

「あと何分?」
「この授業は何時まで?」 という質問が繰り返される。

昨日は、そのとき生徒たちに聞いてみた。彼らときちんとコミュニケーションがとれているかを確かめる意味も込めて、笑顔のままで

「『座ってください』と言っても、『ここ、早く終わらせよう』と言っても、ふらふら動いたり、立ち上がったり、ダラダラ、ウダウダと課題に取り組んでいて、私の言うことを聞いてくれない君たちのその質問に、私が答えると思いますか。」と、、、。笑

すると、彼らは、さっと姿勢を整えて、課題に取り組んでみせた。

そこで、私も彼らの質問に答えることにした。「この授業は、11時50分までで、あと15分ほどで終わります。」と、、、。彼らにきちんと伝わっていることが嬉しくもあった。

そして、午後、小学1年生から高校2年生までの授業ーー。

君たちの周囲は、聖人か、超能力者ばかりなのか?と、聞いてみたくなることしきり・・・。笑

すべて自分のペースでしようとする子、返事をしない子、わからなくてもじっと黙って相手が気付くのを待っている子、自分の思いばかりを主張する子、自分の言動は棚にあげて文句を言う子ーーー少なくはなかった。

いつものように中学生、高校生の多くに、テスト日程や時間割、テスト範囲の報告をさせるのに苦労した定期試験も前日に今年の全日程を終えたところ・・・。

そんな生徒たちを見ながら、学ぶ姿勢、学ぶ態度を整え、身に着けることが子どもたちの成功の土台になるのに、世の中でいかに蔑ろにされてきているかを思い知る。

寺子屋は、創設当時から、学ぶ姿勢・学ぶ態度を整え、身に着ける場所という役割を担ってしまっている。本当は、義務教育の場で行ってほしいことなのにと、思うことは少なくはない。

子どもたちは社会の鏡であり、幼いうちから、少しずつ基本的なことを伝える大人がいることの大切さを改めて思い知り、6歳児たちから自分たちに足りないも、自分たちのすべきことを、教えられ、学ばせてもらっている。

(体験講座の詳しくは 「てらこや新聞」ブログにてご案内中です。 https://terakoyaa.exblog.jp) 

いただいたサポートは、子どもたちの学ぶ環境づくりに使わせていただきます。よろしくお願いいたします<m(__)m>