Terakoya Kamei

2000年3月から松阪市内五曲町で小さな塾を営んでいます。かめい英語教室として、昭和3…

Terakoya Kamei

2000年3月から松阪市内五曲町で小さな塾を営んでいます。かめい英語教室として、昭和30年代から父が実現しえなかった理想の塾の形を追い求めて23年目ー50歳になった自分の着地点を探す10年の始まりに、今の思いと考えをまとめて、次につなげていけたらいいなぁと思っています。

マガジン

  • 私の仕事

    2000年3月に開校した寺子屋かめいも、2025年3月には25周年を迎えます。そのための準備を進めたいと思っています。その一つとして、私の思いや寺子屋でのエピソードをまとめていきたいと思います。

  • 英語のことわざ シリーズ

    2024年4月14日から日曜日に少しずつ書きためて行こうと思っています。

  • なにかが、おかしい シリーズ

    2023年に 「なにかが おかしい」というタイトルで書いた文章をまとめます。

  • てらこや新聞2024年3月号

    2、3か月に1回くらいのペースで発行を予定していますので、年間5部以上の発行です。共通のテーマというものはないですが・・・寺子屋の講師たちが日ごろ考えていることや、好きな本や曲紹介、そして、講師以外の方々の連載もあります。

  • 寺子屋こぼれ話

    寺子屋かめいの生徒たちとのやり取りを少しご紹介

最近の記事

  • 固定された記事

今更ながら、、、自己紹介

8月、noteで文章を書き始めて2年目に入ります。 見切り発車だったので、わからないことがまだまだたくさんあるのですが 書き続けたいと思っています。 そこで、今更ながら自己紹介を・・・。 私は、2000年3月6日から「寺子屋かめい」という英語塾を営んでいます。が、もはやというか、3年目くらいから、「英語塾」とははっきりと言えないような状態です。 それは、英語を教え始めてすぐに、子どもたちの国語力低下と彼らの中での「英語」の教科化が気になって、算数講座・読書講座・数学講

    • 学びは一生 

      ー友だち、誘ってきても、この塾は癖が強すぎて、続かんかな と、自習に来ていた中学3年生くんが言っていた。 (斯く言う君は、続いてますが・・・? 笑) 聞くと、「この塾は先生たちが生徒にいろいろと絡んできすぎ」だと思うのだという。 笑 だって、考えてほしいから。 だって、勉強は机上でだけするものではないから。 だって、勉強は、今、正解だったら終わりじゃないから 高校や大学入試に合格したあとも続くものだから。 勉強は一生続くものだから。 いろんなことを考えてほしいし

      • てらこやのひび ㉓

        ー会話はキャッチボールだよ。投げるだけじゃなくて、まずきちんと受けないと。 と、1人の講師が、私に一生懸命話しかけるけれど私がそれに対して返すことばに対応しない中学生に声をかけた。 SNS風会話? 授業の後、講師たちと話した。 生徒たちのおしゃべりが、一方的なおしゃべりで、会話にならないことがだいぶ前から気にはなっていたけれど、 そういうこと? なんて、話になった。 一方的に話して、こちらの同意や承認がほしいだけで、反論や文句を前提としていないー だから、反論

        • GWを前に

          寺子屋のGW休暇まであと今日を入れて3日となった。 個人的にも、寺子屋としても今年のGWは少し勝手が違う。 この月曜日から母が入院している。 私が、父が亡くなる3か月ほど前から実家に戻ってきて、すでに12年が過ぎようとしている。父と母がいつもベタベタだったので、父が入院することで母までボケてもらっては困ると慌てて移り住んだので、仮住まいのままの12年が過ぎた。 少し、生活をきちんと見直し、そろそろ仮住まいを卒業する良い機会なのかもしれないと思っている。 そして、寺子

        • 固定された記事

        今更ながら、、、自己紹介

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        • 私の仕事
          184本
        • 英語のことわざ シリーズ
          2本
        • なにかが、おかしい シリーズ
          18本
        • てらこや新聞2024年3月号
          10本
          ¥440
        • 寺子屋こぼれ話
          15本
        • 4匹の仔猫たち
          13本

        記事

          てらこやのひび ㉒

          ー実力テストは、成績に入らないから(点数悪くても)いいかなと思う。 ー私、社会は無理なんさ。 ー単語覚えるん無理。 そんな言葉を生徒たちから聞く度、大人たちの子どもたちの学習への導き方のまずさを思い知る。 勉強は、成績のためにするものではない。 「無理」は、おそらく自分としては努力しているつもりでも、点数がとれないということから来ている発言だ。 そして、彼らの学習への取り組み方を聞いてみると、 ひたすら単語を書いていたり、 やみくもにワークを何回もしていたり 授業で

          てらこやのひび ㉒

          休日後のつぶやき

          先週半ば、1人の生徒がつかつかと私の方に近づいてきて、 1学期の中間試験が5月7日から始まる と、報告してきた。 言うまでもなく、今年のGWの最終日は振替休日の5月6日だ。 コロナ禍が始まる前は、そういう学校がいくつかあった。 そのときから、子どもたちの心身への負担を心配したけれど、コロナ禍でそういう学校は無くなっていたので私たちも気を抜いていた。 それでも、 寺子屋は、GW休暇をしっかりと取らせてもらう。 休むときはしっかりと休むことが、大人にも子どもにも必

          休日後のつぶやき

          Small talk ②

          私は、もう25年以上同じ美容院に通っている。オーナーの美容師さんは、私の小学校時代の同級生の弟さんで、私は高校生のころ、彼のお母さんの美容院に通っていた。 髪を切ってもらいながら、やはり、世間話をする。 私が教育関係の仕事をしているので、学校や教育についての質問に答えることもあれば、寺子屋生や卒業生が同じ美容院に通っていることもあり、生徒たちの風のうわさを聞くこともある。気になっている学校や先生の話を聞くこともある。 生徒たちの話は、内容によっては、心配になることもある

          Small talk ②

          英語のことわざ ②

          There is no accounting for tastes. 蓼食う虫も好き好き 幼いとき、父の塾に勤めていた先生と話をしていて、 だって「だて食う虫も好き好き」っていうやんか! を捨て台詞に部屋を出ようとしたら、引き留められた。 ーもう一回言ってみ? と、、、笑 幼かった私は、「たで」を「だて」だと思い込んでいた。 そして、「蓼」という植物があって、それがおいしくないのに食べる虫もいるというところから、ひとの好みはわからないという時に使うのだとその

          英語のことわざ ②

          休日前のつぶやき 

          昨日、 ー楽しいのは、今だけやろ、若い、青春の間だけやろ というようなことを女子高校生が私たちの前で言い放った。 彼女の担当講師(寺子屋2期生 40代)が 「なんか、それ、私や亀井先生の年齢になったら楽しくないみたいに聞こえるけれど・・・」 と、応えていたのを聞いて、 この春、大学を卒業して社会人になっているはずの学年の生徒が、高校生のとき、同じようなことを言っていたのを思い出した。 ーちなみに、青春ってどういうこと? と、そのとき、私は聞いてみた。 彼女の

          休日前のつぶやき 

          てらこやのひび ㉑

          最近、中学生、高校生の使う言葉、特に略語について注意することがまた増えてきた気がする。 以前から、キモイとかムズイでも注意する私だけれど、そういうすでに社会で市民権を持っているように思える言葉だけではなく、「それ、略する必要ある?」とか、「君たちの言葉が、みんなに通じると思ったら大間違い!」とか、言いたくなる略語、言葉がまた増えている気がする。 キモイは、わざと、「気持ちいい」と言う意味で掛け合いをしてみる。 ムズイは、「かゆいの?」と聞いてみることにしている。 笑 一

          てらこやのひび ㉑

          てらこやのひび ⑳

          桜の季節の終わりに近づいているけれど(我が家でも、ソメイヨシノはもう葉桜だけれど、八重桜はまだたくさん咲いている)、 いろんな花が庭にも、道にも、公園にも咲いている。 タンポポやオオイヌノフグリ、カタバミ、クローバーなどの草花や、ツツジ・ドウダンツツジ、アケビなどなど・・・ 春だなぁ~と思うと同時に、私は、少し憂鬱になる 笑 夏が近づいてくるからだ。 そして、冬の冷たい朝が恋しくなる。 暑いのは苦手ではないけれど大嫌いな私は、夏が近づいていると感じると、本当に憂鬱

          てらこやのひび ⑳

          Quotation

          ときどき読み返して、そうだ、そうだ!と自分に言い聞かせる言葉だ。笑 同時に、寺子屋を始めるとき同級生のスタッフと話をしたことを思い出す。 ー女は、思い込みと思い切りが大事。 今でもそう信じている。 そして、ここの「女は」という部分を削りたくはない。 私は、日本で生まれ育ち、高校2年生の1年と大学院の修士課程で、アメリカで教育を受けている。これが可能だったのは、両親の理解以外に、多くの先人たちのおかげだと思っている。 でも、私は、欧米に倣った男女平等、女性の社会進出を

          Lessons to be learned

          昨日会った同級生が 彼女の職場に最近ときどき来る、とても失礼な態度で他人に怒りを露わにする人について ー子どものときに、褒められたり認められたりがなかったり、少なかったりするせいなのかなぁと思うんだよね。 と、言っていた。 ー褒めて育てる と、よく言われるけれど、私はその効果に懐疑的だ。 「褒め殺し」なんて言葉もあるけれど、褒められ続けたら、逆に不安になるように、きちんと叱ることの方が時間はかかっても、子どもたちは大人からの愛情を受け止めやすいのではないかと思うの

          Lessons to be learned

          Small Talk

          毎朝、犬の散歩に出かけると、いろいろな人に出会う。 散歩族だけではなく、畑の作業をされている人たち、渡り鳥にエサをやりに来る人たち、通勤、通学の人々ー すれ違うだけの人、あいさつをするだけの人もいれば、立ち止まって話をする人もいる。 お天気、気温の話 そこにあるお花や犬のこと 最近あったこと 会った回数や年齢、性別など相手によって、話す内容は違うけれどー 大概たわいもない、でもときどき思いがけず宝のような情報の入った話をする。 世間話ー 当たり障りのない話が多い

          英語のことわざ ①

          When in Rome, do as the Romans do. 郷に入っては郷に従え 私が中学生のとき、初めて習ったと記憶している英語のことわざ。 ローマにいるときはローマ人のするようにしなさい。 と、直訳できる英語の文章が「郷に入っては郷に従え」というかっこいい日本語になるのにも感動した。 なんで、ローマ人? とも思ったけれど、歴史でローマ帝国を学び、ちょっと納得したり、 Do as you are told. (言われた通りにしなさい)なんて表現を英語

          英語のことわざ ①

          てらこやのひび ⑲

          木曜日、注文していた教材をとりに、教材屋さんに行った。 そこで、今年の傾向を聞きながら、告知の仕方などで良い方法がないかと聞いてみた。 そして、教えてもらった案に、凹んで帰ってきた。 笑 私は、父がしていた「かめい英語教室」の方針を変えずに、自分も塾を経営している。 父が哲学を持って「していなかった」ことは、私もしないし、何かを決めるとき、父にあっちで叱られないかを考える。 例えば、父は「募集」という言葉を絶対使わなかった。 だから、寺子屋でも広告は「ご案内」で出

          てらこやのひび ⑲