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嫌なことを「嫌です」というために知ろう。

例えば、ご自宅に誰かが押し入ってきて何かを盗られたら「泥棒だ。犯罪だ。」と誰しも考え警察を呼ぼうとするはずだ。

でも、そういう判断をするためには少なくとも
①いわゆる泥棒行為は犯罪であること、
②犯罪に巻き込まれたら警察が助けてくれること、
を理解していないといけない。

では、何が悪いことで、自分がしたりされたりしたらどうなるのか?それは誰かが教えてくれるのか?

「現段階での社会がうまく運用していくために定められているルール」が法律なので、

「法律と少しずつ仲良くなる」

というのが自分が所属している社会の善悪や運用ルールを知るには1番良い。

難しくて取っ付きにくいイメージも強い法律だが、やわらかく優しく学べるコンテンツをいくつか紹介する。

1.大人も十分勉強になる「こども六法」

様々な動物が起こす事例をわかりやすく解説している形式。気になる部分から読める構成なので気軽に手に取れる。

例えば、ワニのワニ子ちゃんが未成年なのに成年と偽ってネットでお買い物をしていたりして、かわいい。

ちなみに本書はベストセラーになり関連本も続々出版されているが、やはり最初のこの1冊が際立って良いなあと感じる。

2.契約の超基本を知るための無料コンテンツ

こちらは政府が無料公開しているものだが、官公庁コンテンツも全く馬鹿にできない。契約自由の原則など、大切な基本を数ページにぎゅっとまとめている。

特に最後のページの「ホウリスくん」が仰っていることは、全成人に知っておいて欲しい!と思える素晴らしい内容だと思う。ホウリスくん推せるわ…!

ちなみに、政府の法教育キャンペーンとしては東京リベンジャーズコラボのものなんかもあり、良い意味で油断できない。

知識が無いと、理不尽に抗えない

社会では様々な困りごとが発生するが、そうした困りごとを解決するのに必要なのは、正しい知識と解決しようとする勇気だと思う。ハラスメントをされたとき、無理な契約を迫られたとき、生活に困窮したときなど、いつだって下を向いて泣いているだけで終わらず、冷静に調べて考えて解決に向けて行動していけるように、法律ってものがあるんだよ、ということぐらいは頭に入れておくところだけやっておくことをお勧めする。

されて嫌なことに正しく対処するために。あるいは、自分がしてはいけないことを知るために、まずは知ることから始めて欲しい。

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