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初めての現代美術。 絵を一枚かける、それがはじまりです。

部屋に絵を飾ると、気が通ります。
見ると心地よい ”感じが“ やって来ます。

理解じゃないかも知れないけど、なにかに導かれるように場所が決まる。小さい絵なら押しピン2本でカンタンに。壁の表情が変わると、気持ちもすこし変化します。

横に置くか縦に置くか、拾ってきた石でさえ、何かを要求してきます。
空間に、微細な差異を聞く。

美術館で絵を見るのと自分のリビング空間に飾る事はちがっていて。額なら、水平を合わせる指先の力と目が気を通じあったり、気を使います。

アートと別な何かを組み合わせてみる。古い道具や花でも観葉植物でもいい。すっぽりと作品が日々になじみます。作品が、腑に落ちる。

眺めが変わる、楽しみは深まり、もしかしたら、もう一枚、もうひとオブジェ、アートが欲しくなる。なーんの変哲もない錆びた鉄の塊や押し入れの奥の花瓶がアートを引き立てる役者になったり、西陣の着物屋さんからやって来た糸巻きがアートとタッグを組んだり。

組み合わせは無限で、アートの有り様も四季折々とともに表情を変えます。
ながい時間を共有すると、作り上げた作家への理解がちょっとだけ深まるはず。
ご飯の後のコーヒーがなんとなく、いつもより深く染み込んでしまうかもしれません。

ステイ・ホームの日々、家の掃除が進み、居心地がよくなったと言う人の話を多く聞きます。そんなところに一枚の絵、飾って欲しいなと思っています。

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リビング空間にお気に入りの現代美術を


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