私はなぜスピッツの絵を描き続けているのか?
こんにちは、てらおの方です。
ついに先日、禁断のウーバー・イーツに手を出して、インドカレーを食べてみました。
味は間違いなく美味しかったのですが、今まで必ず自炊して得ていた「達成感」というスーパー調味料がないと食事はこんなにも味気ないものか、と気づいて、私は毎朝達成感を食べていたんだなと知りました。
ところで私はスピッツが好きです。(エミリー風)
インスタグラムの「terawork(てらおワークと読みます)」というアカウントで、ただひたすらにスピッツの色々な絵を描くという、謎めいた活動をしています。
※スピッツがスヌーピーの仲間になっちゃった世界の絵
こちらは昨日描きあげた新作、サザエさん一家verです。
さて今回、teraworkインスタをきっかけに初めてこのnoteをご覧いただいている方もいらっしゃるかもしれないかもしれないと思うので、そして、「なぜこの娘はこんなスピッツの絵を描いているのだ?」と日ごろから疑問に思われている方もいると思うので、これを機に書いてみようと思います。
私が絵を描く理由を説明するには、まず大学時代の話をする必要があります。
大学2年生当時の私は、映画ファンであり、プロのミーハーでした。
特にハリウッド俳優に強い憧れを抱いており、「ジョニー・デップに会うこと」が人生の目標でした。
どうしたら「ジョニー・デップに会う」ことが叶うだろうと考えた私は、単身、ハリウッドに行くことに決めました。(絵本のような展開の速さ)
ハリウッドからほど近い、ロサンゼルスのとある街。突然どこからともなく銃声が聴こえてくる家で、数か月過ごしました。今思えば結構治安悪かったんだろうなと思います。もう一生行かなくて良いです。
(中略)
そんなこんなで、ジョニー・デップには会えませんでしたが、オーランド・ブルームに会うことができました。
私の長所は、「オーランド・ブルームに会ってくるね」と言って家を出て、オーランド・ブルームに会って帰って来るところだと思います。
大丈夫です
あとでちゃんとスピッツの話になります。
新作映画のムービープレミアにオーランド・ブルームが来ると聞きつけた私は、朝からレッドカーペットのフェンスの前で1日中並んで待ちました。
めちゃめちゃ長い黒い車に乗って現れたオーランド・ブルームは、一目散に私の元に歩いてやって来ました(思い出の脚色)
とにかくとても良い匂いがしたということを強く記憶しています。
オーランド・ブルームに会えた直後は、ドキドキしてロサンゼルスの街を夜な夜な踊り走り回りました。1人ララランドです。ララランドをLAで最初にやったのはエマ・ストーンではありません。この私です。
その一方で、こうも思いました。
なぜ同じ人間のはずなのに、私とこの良い匂いのする俳優は、フェンスを越えてお話することができないんだろう、と。
そこから、ぼんやりと抱いていた私の目標は、「会うこと」ではなく、「一緒に仕事すること」になりました。対等な人間として、私も、私の持ちうるなにがしかの能力を提供できる立場になりたいと思うようになったのです。
そうして帰国したのち、エンタメ企業に就職しました。
この一連の話は就活で鉄板のネタになり、国内の企業でもどちらかと言うとジョニー・デップやスピッツに結構会えそうな気がする会社に入ることができました。
しかし、世の中は中々甘くないことを知ります。
待てど暮らせどジョニー・デップもスピッツもやって来ません。
多分このまま普通に働きながら待っていても、相当な強運を引き寄せない限りその日は訪れないだろうことを悟りました。
前段が長くなりましたが
だから、絵を描いているんです(やばい)
どこかの何かで何かがどうにかなって仕事できるかもしれない可能性を0.0001%増やすために。
このままスヌーピーやサザエさんを描いているだけでは、ゆうてもグラスホッパー(※スピッツの所属事務所)とPEANUTS(※スヌーピーの会社)もしくは長谷川町子を繋げることしかできないことは分かっています。
ただ、日々彼らの奏でる音楽を聴きながら、いつか彼らのツアーグッズを作る日を夢見て、毎日えっさおいさと描いているのです。
我ながらとにかく謎な行動だと自覚しています。執拗なファンでは断じてありません。が、定期的に更新されるファンクラブ専用ラジオを聴いていると、どうもあの4人が普通のおじさんにしか思えなくて、中々諦められない。(失礼)もしこの夢が万に一つも叶ったら、「夢は願う者のみ叶う」系の自己啓発本でも出そうと思います。
聞かれてませんがお答えすると、最終ゴールは「スピッツとカラオケに行くこと」ですかね。
最近ヴォーカルの草野マサムネさんが熱心に聴いているというアナ雪の「お祝いの鐘(英語版)」を披露する予定です。この手の歌は得意なのでもう完璧に練習は済んでいます。
何度も言いますが、己の行いを文面にすると本当に気持ち悪さが激増してしまい不本意極まりないのですが、休日には苺サンドを作ったりするいたって健全なOLであるということだけ、最後に念押ししておきます。応援してくださる方が一人でも増えたら嬉しいですね。以上。
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