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1095日の生き様~2年生編~⓪

1年生編の終幕から早1年…笑

約1年前にコロナに感染し隔離生活を経て元気になりましたがnoteをサボる後遺症から本日復帰することにしました。

あー後遺症克服まで大変だった…。笑

この週末で予想だにしない方から2件も「note楽しい!」と、ご反響をいただいたので再始動することにしました。

※決して年末に向けて仕事をサボりたい一心で綴っているわけではございませんのであしからず。

さて、戦力的に何も貢献できないまま無事にインターハイを8連覇し地獄の1年生を終えた前回の続きからスタートです。

ですが…今回はインターハイ後から2年生に進級する間に色々と変化がありましたので、今回はまだ1年生編の『お残し部分』を紹介します。

①異常な練習量

当時は指導者の気持ちもわからず過ごしていたので思いもしませんでしたが先生もインターハイ優勝まで緊迫した日々を送り気を張って疲れていたのかもしれません。

インターハイ後、新人戦を控えていましたが練習が異常なまでに楽なメニューでした。

8連覇したとはいえども常勝軍団。
常にインターハイの決勝と思え!の精神で常に警戒し怯えていた高強度練習

ゴールラインをスタートしてレッドラインで

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シャッ!

戻ってブルーラインで

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シャッ!

進んで奥のブルーラインで…
(吐き気を催してきたため、以後略…)

を24時間いつでも起こりうると覚悟していましたが、
ここに来て怖いほど楽なメニュー。

確か全面の3:3とかがメインだったような気がします。
負けチームは演習林1週程度の罰ゲーム。
ココハ‥コマザワ?と思うレベル。

こんなんでいいのだろうか…
何か後半でとんでもないお返しがあるのではないか…

という既に駒澤の辛さに侵された練習しないと逆にその後が怖くなる病

一方で、ラッキー!という正直な思いと、
ホッケーが楽しいという事を少し思い出すような感覚。

私にとっては高校入学して初めてアイスホッケーやってます。
という時期でした。笑

②バイザーがカッケェ

皆さんご存知の通り高校生までは

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こんなケージタイプだったり

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こんなシールドタイプだったりのフェイスガードを装着が義務です。

高校を卒業して大学に入るとフェイスガードから眼だけを守る

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ハーフバイザーで良くなります。

それぞれの進学先、就職先チームカラーのヘルメット、パンツに変わりフェイスガードはバイザーにしてOBとして新人戦前の練習に参加します。

白ヘルメット以外のヘルメットを被り、バイザーでホッケーする姿はとても大人に見えてカッコいいなぁと憧れを抱きました。

しかし!!
これがしかし!!ですよ、

その後、衝撃の事実を知ることになります。

2021年、現在は大学からハーフバイザーが許され基本的には進学と同時にバイザーにしますが、実は当時大学1年生(20歳未満の世代)はバイザー禁止でした。笑
(実業団および社会人ホッケーは19歳からバイザー可)

という事は、つまり

「俺、大学生!うぇーい!」
と言わんばかりにインターハイ後にハーフバイザーに取り替えてOBとして練習に参加するものの、大学の集合時にはまたフェイスガードに戻して大学生として1年間ホッケーし、大学2年になってやっとバイザーにできる。

という事です。

なにそれ・・・したらただおだってただけじゃん…。
と思えるのも今だから言える話。
(自分もインターハイ後にバイザーで登場したのは秘密です)

まぁとにかくハーフバイザーでホッケーしている姿がカッコよかったのは事実です。笑

その後にセカセカと大学ホッケー部入部に向けて、またフェイスガードに取り替えてた…

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と思うと、いくら先輩といえども、やはり所詮は当時18歳。
可愛いですよね。笑

③装備品の解禁

以前の記事、掟~その6~ 服装

・学生カバン、ローファー禁止

により学校に行くときはリュックサック+運動靴、この寒い時期でもマフラーは禁止でした。

インターハイから帰省後、それらの縛りから解放されます。

早速、憧れの学生カバン(スクールバッグたるもの)を買いに超万能なステイ(生協)へと向かいます。
人と違った物が好きな私が選んだ憧れのスクールバッグは

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こんな持ち手が水色の物。
(鞄を買いにステイ(生協)に行ってる時点でダセェのですが何より色の選択が致命的にダサすぎる‥)

まぁ当時16歳の私はダッセェ水色スクールバッグで十分に満足し、これに教科書などを詰めて学校に行けることとなります♪ルン♪

また同時に運動靴→ローファーにレベルアップをします。

HARUTA→普通(まだあるのかな‥笑)

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REGAL→いいやつ

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というイメージだけはあり、北海道弁で言うところの、
「いいふりこき」の私はREGALをチョイス。

高校生のお小遣い程度では簡単に手に入る金額ではなかったので購入する事はできず、同じ駒澤だとバレる懸念があったので帯広にある某〇樺学園に通う筋肉野郎に依頼して調達しておりました。
(20年以上前の事なので時効)

そして待望のマフラーは憧れのバーバリーチェックのマフラー

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あっ‥ ちがっ

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ハイ、ご存知
こんなマフラーですね。

これもローファーに続きブランド品で高価な物だったのでバッタモン(偽物)で対応。

今思うと可愛いJK達は利用してるけど坊主でガタイの良い体育会系の高校生がバーバリーチェックのマフラーって…
まぁそこは自己満の世界なので放っておいてください。

これら3点装備を無事に(?)取得し、見た目は1年生を脱することに成功(?)します。
ただ何度も言うようですがダッセェ水色のスクールバッグ、〇樺から〇んだREGALローファー、JK気分のパチモンバーバリーチェックのマフラーで身を包んだ自分は周囲にどう映っていたのかは不明です。

④市営バス

さて、これらの装備品を装備した私は次の「やりたかった事」にチャレンジします。

それは放課後に市営バスに乗って苫小牧駅まで行く。

わかりやすいようにまずは最初にそれぞれの位置を説明しましょう。

駒澤高校---自宅---苫小牧駅 となっています。

つまり、駒澤高校を出て目の前のバス停で市営バスに乗って、苫小牧駅に向かうという事は自宅を無駄に通り過ぎることになります。

駅前のロッテリアで友達とハンバーガーを食べたり
ダイエーの7階で友達とプリクラを撮ったり
駅前のエスタで透明ピアスを買ったり

そんな用事があるならば自宅を通り過ぎて駅に向かうのも多少は理解できます。

ただ私には放課後に3点装備をして高校生の群れにまみれて、駅前まで市営バスに乗りたい。その一心しかありません。

お腹が空いてハンバーガーが食べたいわけでも
プリクラを撮る彼女がいるわけでも
耳にピアス穴が開いているわけでもありません

DK(男子高生)としてJK・DKに紛れて市営バスに乗りたい!

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さぁ、乗りましょう、市営バスに。

一人で。

放課後に乗ってきた自転車にあえて乗らず、徒歩でバス停まで向かいますが常に「あっちで仲間と待ち合わせしてっから俺」の顔意識は忘れません。
もちろん市営バスに乗り慣れた感も十分に醸し出します。

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「バスまだぁ?」

周囲では
(あぁ、あの人、市営バス乗り慣れてる…!カッコいい!)
となっていたに違いありません。

こうしてシドロモドロを隠しながら乗車し、いかにもダルそうに座席に着席し苫小牧駅に向かいます。

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そして自分に課す次のミッション。

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『次止まりますボタンを押したい』
(小学生か‥)

もちろん苫小牧駅が終着なのか、押しても押さなくても停まるのか何なのかすらわかってない私。

ただこの好機に押さぬ手は無い!タイミング勝負!

徐々に近づく苫小牧北口。
そろそろか!?と思ったその時に、
「次は苫小牧北口~苫小牧北口~お降りの方は~」

【キタ!!シャッ!!】

ポチッ

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ピンポーン、次止まります。

・・・キマッタ…。

と同時に数名が私の方を振り返る。

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JK達
(いや、終着だから押さなくても停車するし、なにあの水色のダッセェスクールバッグの駒澤の人‥こわ‥ しかもあのバーバリーのマフラー、絶対バッタモンじゃん)


…という事で無事に苫小牧駅まで到着します。

こうして予定も無い苫小牧駅の改札前のベンチに5分ほど座り、友達と待ち合わせをしているフリをして、周辺を徘徊して駅前バスターミナルから家まで市営バスに乗って帰宅して満足しました。

先輩に見られるかもしれないとビクビク心配をする必要がなく外出できたのは、おおよそ1年ぶりの出来事です。

こうしてDK(男子高生)としての日常を実際に1日だけ我が身をもって経験し、満足し、二度と繰り返すことはありませんでした。
なぜなら、

虚しいだけでした。

その後は卒業式に学校が休みなのにも関わらず2年・1年のホッケー部が校門前に集まって卒業式後の3年生を胴上げして見送ったり、新人戦で初めてまともに試合に出場できたりと色々な形で2年生になる準備をして1年生の年度を終えることとなります。

次回からは2年生編が本格スタート。
(あまり2年の時はネタが無いので短いと思います笑)

小川勝也に出だしからハードルを上げられる寺尾先輩。
宇正峻英が歌う校歌をモノマネして声が出なくなる。
久保直也の目が離れすぎてて、もう魚。

等々をお伝えしていきます。

お楽しみに!


てらを

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