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北青鵬の暴力事件でちょっと思ったこと

札幌出身の関取、北青鵬が、
弟弟子への度重なる暴力を理由に
引退しました。
引退勧告をされる前の引退決断でした。

報道で見る限りですが、
暴力の内容が執拗かつ悪質で、
しかも長期間に及んでいました。

出場停止処分を飛び越えて
引退勧告されても
致し方ないかなと思われました。

ただ、それとは別に、
ここまで執拗で悪質な暴行に
北青鵬が及んでしまったのは
どうしてなのかなと考えました。

暴力や粗暴なふるまいは
幼い子供や少年の
問題行動のひとつであり、
背景を探っていくと、
そこに何らかの事情が
横たわっていることが少なくありません。

もしかすると、北青鵬は、
十両や幕内で相撲を取ることに
大きなストレスを抱えていたのかな
という気がしないでもありません。

恵まれた体格の北青鵬は、
順調に出世していましたが、
正直相撲が上手なほうではなく、
幕内に入ってからは
負け越すこともありましたし、
先場所はケガもしていました。

そんなうまくいかない状況で、
宮城野部屋の出世頭としての責任を
果たさなければならないことに、
若い北青鵬は
気持ちが追い付いていなかったのかも
なんて思っています。

勧告を受ける前に
あっさり引退してしまいましたが、
案外心の中では
安堵しているかもしれません。

地元の力士の不祥事は
心が痛いですが、
北青鵬はまだまだ若いので、
いくらでもやり直しがきくと思います。

第二の人生では、
決してくじけず頑張ってほしいものです。

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