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うちのコクワガタくんが亡くなりました

本日深夜
うちのコクワガタくんが亡くなりました

昨日夕方帰宅したところ
横になって寝ていて、
ああ珍しいなと思っていたら、
夜8時ころ、仰向けに倒れていました。

慌てて起こしましたが動かず、
亡くなってしまったのだと動揺しました。

彼は昨年7月23日にお迎えした子。
野生採取の子で、たった200円でした。
それでも愛おしくて、
お店で
「傷がないから若い子だよ、
うまく飼えば3,4年生きるよ」
と言われ、温度や湿度を気遣って
飼育してきました。

あと2,3年一緒にいるつもりでした。

前日まで元気だったのに
たった1年で突然お別れするなんて…
悲しくて仕方ありませんでした。

気持ちを振り切るように
とあるペット葬儀の会社がやっている
昆虫葬の送付キットに
彼を収めました。

しかしその後、ネットの記事で
虫は仮死状態になることがあると
書いてあるのを見て、
キットを開封し、
彼の姿をもう一度見てみました。

すると収めたときと
脚の格好が変わっていて
もしかして生きているのかもと思い、
再びケージに戻しました。

彼は生きていました。
元気いっぱいとはいかず、
脚が2本と触覚が
かすかに動くだけでしたが、
それでも生きていました。

私は頑張れ頑張れと言いながら、
ケージを枕元に置いて
一緒に寝ました。

夜中に何度も確かめました。
体勢が変わることはありませんでした。

朝起きて、ケージから出したところ、
脚は全て動かなくなっていました。
触覚も下がってしまいました。

本当に彼は亡くなってしまいました。

私は小さな体で力強く動く彼が
大好きでした。

越冬前は私が近づくと
すぐに床材に潜ってしまいましたが、
越冬後はそんなこともなくなり、
馴れてくれたのだなと
嬉しくなっていました。

これからもっと仲良くなれればと
思っていたところの彼の死でした。

つい最近
何年生きてくれてもいいように
床材をたっぷり購入したところ
だったのですが…

振り返って考えても
調べてみても
飼育環境の問題は
特段なさそうでした。

なので、もしかすると
捕獲されたときに
ちょっと年齢がいった子だったか
遺伝的に短命の子だったのかもしれません。

彼はたくさんのことを教えてくれました。

苦手だった虫も
一生懸命生きている大切な命だということ。

クワガタが
とても魅力的で楽しい生き物だということ。
(ただ、昨今のカブクワブームは異常だと
思います。)

命はいつか尽きるし、
全てのお別れが理想的とはいかないこと。
でも、それも受け止めなければならないこと。

うちにはもう一匹ニジイロクワガタくんが
暮らしています。

ちこちゃんやワラジさんたちとともに
彼のお世話を一生懸命して
コクワガタくんの分も長生きしてほしいと思います。

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