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なんばといえば吉本ですか?

大分の友人が心斎橋に仕事で来ているというので、夫と一緒に顔を出しに行くついでに難波に寄りました。難波という文字のイメージから海のすぐ近くかと思っていたのですが、意外と内陸。駅前は平日だというのに人でごった返していて、いかにも観光地といった風情です。

2日ほど前に大阪に到着したばかりの夫はついてくるだけと決めたらしく、私が立ち止まるとピタッと後ろについて立ち止まります。私も来たのは初めてなので、どこに向かえばいいのかわかりませんが、難波と言えば吉本…グランド花月かなあ。

と、いうわけでグランド花月に来ました。

すみません、あまりに人がいっぱいで写真は撮ることができませんでした。
↑この写真は大阪公式観光案内サイトから借用。同サイトへのリンクとなっております。

二階の劇場入り口にはモンスターエンジンのお二人が1日支配人というタスキをかけて立っていました。これから午後の公演が始まるところみたいです。グッズの売り場にもすごい行列ができていて、ファンの皆さんの熱気を感じました。

公演が始まると少し人波が切れたので「今だ!」と、グランド花月1階に入っている千とせべっかんといううどん屋へ。ここで名物の肉吸いをいただけるのだそうです。

肉吸いというのは、肉うどんのうどん玉抜きのこと。肉の吸い物ということでしょうか。

吉本の伝説的な芸人花紀京さんが、二日酔いで何も食べたくないけど公演の前に何か腹に入れなければと、この千とせの本店に来店し「肉うどんのうどん抜き」と頼んだのが始まりなのだそうです。今では千とせを訪れる観光客のほとんどの人がこの肉吸いを頼むのだそうで、花紀京さんにあやかりたいと公演の前に必ず食べる芸人さんもいるのだとか。

これが肉吸い(上)650円。吸い物という印象よりかなり多めの肉と、半熟卵が入っていて意外とボリュームがあります。

今回は頼みませんでしたが、豆腐を入れたバージョンもあります。50円増しです。

もう一つの人気メニュー、大阪のソウルフードかすうどん(下)千とせでは肉かすと呼んでいるようです。

関西らしいあっさり目のスープに、やや細めのうどんが入っています。柔らかさは関東のものと四国のもののちょうど中間ぐらい。甘辛いかすの味とは相性ばっちりでした。

かすは少々癖のある味なので、好き嫌いは分かれるかもしれませんが、もしかしたら好きなあの芸人さんも食べたかもしれない味、一度は体験してみるのもいいのではないでしょうか。


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