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旅の組み立て方|偶然をきっかけに『スリランカ』へ

私がスリランカへ行ったのは、約3年前。
この3年間に色々なことがあった。それまでは、飛行機に乗れば世界のあらゆるところに行ける、世界は思っているよりも近いという感覚すらあったのに、外国がすごく遠くなってしまった。

だからこそ、あの時に思い切ってスリランカに行っておいて良かったと思う。

偶然が三度重なった

観光地として、まだ日本では一般化していないスリランカ。行こうと思ったきっかけは、少し変わっていた。

①スリランカ人にイタリアでナンパされた

数年前、イタリア・ベネツィアを一人で旅していた時、ホテルで朝食を食べていると、ウェイターにナンパされた。イタリアでは、おそらく挨拶の延長線上にナンパがある。

「君は日本人?僕はスリランカ出身なんだ。スリランカ行ったことある?」と話しかけられた。地名を聞いたことはあるが、スリランカに行ったことはないし、正直どこにあるのかも分からない。

スリランカに行ったことがないと伝えると「なんで!もったいない!スリランカは行くべきだよ」とスリランカの魅力を語ってくれた。

  • 成田から直行便がある(彼の義姉は日本人らしい)

  • 山あり海あり、自然が美しい

  • アーユルヴェーダもある

  • 紅茶が美味しい

「スリランカに行くときは、ぜひ連絡してね!」と連絡先をもらったが、それっきりだ。ただ、この時のやり取りは印象に残っていた。

②占いの結果に出た

それから数ヶ月後、友達と池袋の地下にある占いに出かけた。世界地図を見ながら、パワースポットを教えてもらったところ『熊本』や『フィンランド』に加え、『スリランカ』の地名があがった。またスリランカだ。

③旅の相棒が見つかった

スリランカの偶然が2度重なった話を仲のいい同僚に話した。「最近スリランカが気になっている」と言うと、彼女は「本当に?!私も気になってた!」と予想外の反応が返ってきた。たまたまスリランカの話をした相手が、スリランカに行きたいと思っていた同僚だった。これが3つ目の偶然だ。

そこから話は早かった。

「一緒に行こう!」と意気投合し、まずはスケジュールを決めた。近しい部署で働いていたこともあり、お互いの業務が忙しくない時期は、ある程度メドがつく。2月が狙い目だ。

2月にスリランカへ行こう

海外旅行に行く時は、航空券とホテルを別々に手配することも多いが、今回の旅行では旅行会社のパックツアーを選択することにした。スリランカでは、電車などの移動手段がないことが主な理由だ。

友人の行動力とリサーチ力は、私の及ぶところではない。

スリランカのツアーを調べて、スプレッドシートにまとめてくれた。金額やツアーの特色も備考欄に記載がある。

リサーチしてくれた友人に大いに感謝し、上から2つ目のJTBのツアーを申し込むことにした。プランの内容が魅力的だったことが決め手だった。

事前準備

スリランカに関する情報をインプットするのに、本を購入した。ヨーロッパやハワイなどのメジャーな観光地であれば、インターネットに情報が溢れているが、スリランカの情報はまだ多くはない。
友人は『地球の歩き方』を買うと言っていたので、私は別のガイドブックを探した。

また、ちょうどいいタイミングで、テレビ番組の企画でスリランカへ行っていたので、こちらも事前に見て予習しておいた。

そして、旅行中に使うSIMをAmazonで注文した。携帯電話会社が提供する海外向けのプランもあるが、SIMを買って自分で差し替える方が割安だ。
少し設定は面倒だが、付属の説明書を見ながらであれば、意外となんとかなる。

日本からの入国の場合、滞在日数に関係なくビザが必要となるため、観光ビザも忘れずに申請した。

事前の準備を終え、いざスリランカへ。

旅の10枚

アリヤ リゾート & スパ(Aliya Resort and Spa)
スリランカカレーは複数種類のカレーをプレート上で混ぜ合わせて食べる
高さ約195mの岩山・シーギリヤロック
シーギリヤロックには野生の猿が多くいる
岩肌を登る。通路が狭いので、なかなか前に進まない
シーギリヤロック頂上からの眺め
石と砂で滑りやすいが、ガイドさんは革靴で登っていた。鉄人だ
キャンディの街並み
市場には様々な模様のテキスタイルが並ぶ
素敵な笑顔で、バニラビーンズを薦められた

世界遺産から眺める絶景、鮮やかな色彩、活気のある市場、食べたことのない多種多様なカレー、どれもこれも印象深かったし、一緒に旅をした友人も、旅のパートナーとして最高だった。

様々な偶然が重なった、スリランカ旅行。こんな旅の始まりは、もうないかもしれない。

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