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CG Magazine

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#CINEMA4D

【HAPPY BIRTHDAY】映像コラボ制作について

Tomと申します。 本業はWEB制作や広告運用・WEBマーケティングを行っており映像とはあまり関係ない仕事をしているのですが3DCG・映像制作の楽しさに目覚めてしまい夜な夜なC4Dを触ってはレンダリングをしているものです。 さて、今回はヌル1さん、TETAREさんと一緒に制作しECHO映像大会2022冬に参加した映像「HAPPY BIRTHDAY」をご紹介します。 きっかけ 前回映画館で開催された「ECHO映像大会」でヌル1さんとお会いすることができ、お互いパパ目線で子

Cinema 4Dでアニメ眉の表現

手描きのアニメのキャラクターの前髪の上に眉や目が描かれるのは、キャラクターの表情がわかりやすくする表現です。 ただ、これを3DCGソフトを使っての2D表現にするトゥーンレンダリングやセルレンダリングという手法では、とても難しいのです。というのも3DCGソフトは基本的には現実に沿ってレンダリングをするため、手前に何かものがあれば隠れて見えなくなります。現実でも前髪が長ければ、眉は隠れてしまうのと同じです。 3Dツールによっては、前後関係を無視して強制的にレンダリングする機能

Cinema 4D R23新機能: モデリング

リメッシュジェネレータ どんなメッシュも極力均等で四角ポリゴンで変換するリメッシュジェネレータが追加されました。簡易リトポロジーやスカルプト用のベースメッシュ、ダイナミクス用など様々な用途向けにクリーンなメッシュを生成します。図のような三角メッシュも均等な四角ポリゴンに変換できます。 ジェネレータですので、ポリゴンの密度をいつでも変更可能です。 UVも極力保持します。ただ、仕様上どうしても元のUVアイランドの境目は、修正が必要になります。 デフォーマが改善デフォーマが影

CGと写真を合成する方法その3:マルチパスを使う方法

これまでコンポジットタグを使う方法とシャドウキャッチャーを使う方法を紹介しました。今回は、マルチパスレンダリングという機能を使い、CG画像を影や反射、光沢などをレイヤー分けして、それを使ってPhotoshopやAfter Effectsで合成する方法を紹介します。 マルチパスレンダリングとはマルチパスとは、CGをレンダリングして画像や映像にしたときに材質の色や影、光沢、映り込み、オブジェクトごとのマスクなどを別レイヤーにして保存することです。 下の画像を見てください。こち

Cinema 4Dによる基本的なアニメーションの設定方法

Cinema 4Dでアニメーションを作る場合を作る基本的な操作を解説するセミナーを5月に行い、そのアーカイブを公開しました。 このウェビナーでは、どのようにアニメーションを作成しているかを以下のような流れで解説しています。 ・アニメーション作成前の設定 ・キーフーレームアニメーション:PSR(移動・スケール・回転) ・パラメータのアニメーション ・F-カーブについて ・振動タグを使って動かす ・ターゲットタグを使って動かす ・スプラインに沿うタグを使って動かす ・自動車の

小さな仕事、大きな一歩

2019年9月から中部7県で放送が始まっている「デデデデザインて何?!」というNHKの番組で、ほんの少しだけCGをお手伝いしました。 担当させてもらったところは僅かですが、私にとってはとても意味のある大きな一歩です。 なぜCGを「趣味として」20年も続けてきたのか長年、趣味としてCGを続け、フリーランスになってからは仕事でも活用していますが、CG制作会社に所属したことはありません。 私がCGに興味を持ったのは20代後半。当時、住んでいた中部地方でCGの仕事といえば、遊技

CINEMA4Dでいろいろ試してみた

みなさんこんにちは。SONICJAM.studioの平井です。 突然ですが、僕には最近気になっていることがあります...。 3DCGの技術が気になる 近頃、業界問わず重要視されている3DCGの表現。 デザイナーとしてはぜひともチャレンジしてみたい分野ですね。 しかし、そもそもどんな技術があるのか知らないとアイデアも浮かばないのでは! というわけで、今回は最近個人的に気になっていた技術をいろいろ試してみました。 openframeworksのアドオン「ofxAlembic