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#951 子どもは自分の分身ではなく、1人の人格をもった人間である

親であれば「自分の子ども」、教師であれば「教え子」がいる。

そのような子どもを、「自分の分身」「自分の一部」「自己実現の道具」と考えてはいけない。

※「自己実現の道具」という表現は、以下の記事を参考 ↓

#106 子どもは教師の自己実現の道具ではない|眼鏡先生|note

「自分が受けなかった教育を施したい」というのは、親や教師のエゴである。

「自分が求める教育を子どもも求めているだろう」というのは、親や教師の勘違いである。

子どもは親からすれば「自分の子ども」だし、教師からすれば「教え子」である。

しかしその前に、1人の人格をもった人間なのである。

その存在を尊重すべきなのである。

なので、大人の価値観を前面に出し、「子どもの思い」を無視する教育はあってはならないのだ。

子どもには、未熟ながら人格がある。

「こうなりたい」「こんな大人になりたい」という理想像がある。

そのような思いを尊重し、子どもがそこに行き着くのを、大人が支援していくのである。

ゴールを決めて、そこに向かって進む主体は「子ども自身」であり、「大人」ではない。

大人は、その支援をするだけなのである。

大人は、子どもの自立を支える立場なのである。

そのために、子どもを勇気づけていくのである。

子どもは勇気づけられることで、ゴールに向けて突き進むことができるのである。

この考え方を忘れず、「自分の子ども」も「教え子」も支えていくようにしたい。

では。


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